ここから本文です

女性ハンター本川さん、エゾシカ肉の処理場開設 北海道から全国流通

8/4(金) 11:02配信

北海道新聞

道内外のレストランに流通

 【むかわ】胆振管内むかわ町の有害鳥獣駆除隊員で女性ハンター本川哲代(もとかわ・あきよ)さん(43)が昨秋、町春日に開設したエゾシカの食肉処理場「むかわのジビエ」が軌道に乗り始めた。ジビエ(野生鳥獣肉)料理人気の中、自ら地元で捕獲したシカ肉を道内外のレストランに流通。食用だけでなく、犬や猫などペットフード用の販売にも力を注ぎ、シカ肉の魅力をPRしている。

<動画>ダチョウに魅せられて…帯広畜産大ダチョウサークル

解体し、ソーセージやハムに加工も

 札幌出身の本川さんは狩猟免許を取得し、2012年にむかわ町へ移住。有害鳥獣駆除隊員として駆除を続けるうちに「奪った命を無駄にしたくない」と考え、保健所の許可を受け、4年ほど前からシカ肉処理と販売に乗り出した。

 当初はペット用としてインターネット販売をしていたが、利用者から「食肉用も作ってほしい」と要望があり、食肉処理場の経営を決めた。調理師の資格も持ち、捕獲したシカを解体し、枝肉に切り分けたり、ソーセージやハムなどに加工する。

 昨秋の開業以降約70頭を処理し、苫小牧や札幌、東京などのレストランに販売。「むかわのシカは大豆とカボチャを食べて育つ」「秋は脂肪が多い」など、食害に遭った農家の思いにも触れながら取引先のレストランに料理の出し方などをアドバイスして、好評だ。本川さんは「シカが生まれ育ったむかわ町の魅力を発信することが私の役割」と話す。(伊勢裕太)

北海道新聞

最終更新:8/4(金) 11:02
北海道新聞