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宮古崎トンネルで安全祈願祭  奄美大島の県道随道で最長2キロ超

8/4(金) 13:00配信

南海日日新聞

 鹿児島県奄美大島の主要地方道名瀬瀬戸内線の奄美市名瀬根瀬部(ねせぶ)―大和村(やまとそん)国直(くになお)間を結ぶ「宮古(みやこ)崎トンネル」の安全祈願祭が3日、同トンネルの国直側坑口であった。今後工事を本格化し、トンネル本体の掘削工事と覆工コンクリート工事を2020年6月までに終える計画。開通次期は未定。工事契約金額は約49億円。開通すれば県道では島内最長のトンネルとなる。

 同トンネルは2014年度に事業着手した。全長5.2キロ(標高160メートル)の峠越えを解消するため、延長2316メートルのトンネルなどを整備する。開通すれば距離で約2.3キロ、自動車の移動時間で約5分短縮される。

 神事の後、地元選出の国会議員や県議、関係自治体の首長らがあいさつ。施主の鎮寺裕人県大島支庁長は「(トンネルの整備で)利用者の安全、安心な通行が確保され、災害に強い道路が構築される。工事に万全を期したい」とあいさつ。朝山毅奄美市長と伊集院幼大和村長は、関係者の協力に感謝した上で「生活の安全性、利便性への貢献は大きい」「大島南部の産業の起爆剤となるよう期待する」などとそれぞれ述べた。

 同区間では10、12年に崖崩れなどが複数箇所で発生し、住民生活に多大な影響が生じた。島内を南北に貫く国道58号の代替道路であることに加え、大和村側が防災面や日常生活の利便性の向上、救急搬送、観光面への効果などから同区間のトンネル開通を強く要望し事業化が決まった。

 完成すると奄美大島内では国道58号の網野子トンネル(延長4243メートル)、新和瀬トンネル(同2435メートル)に次ぐ長さ。県道のみでは大和村の長瀬トンネル(1432メートル)を抜いて島内最長、県全体でも肝付町の国見トンネル(3300メートル)に次いで2番目の長さとなる。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/4(金) 13:00
南海日日新聞