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RADIO FISHと三浦大知「PERFECT HUMAN」でスペシャルコラボ披露/レポート

8/4(金) 13:27配信

MusicVoice

 ライブイベント『AsiaProgress 2017』が7月17日に、東京体育館でおこなわれた。2012年から毎年夏に開催されているライブイベント。今年で6回目を数える。この日は、オープニングアクトにBuZZ、天才凡人、本編はC&KやDa-iCE、Leadに三浦大知、そして同イベント初登場のRADIO FISHとshuta sueyoshi(AAA)など、豪華な顔ぶれで開催された。さらに、RADIO FISHと三浦大知の1日限定スペシャルコラボレーションも披露されるなど、イベントならではの特別なステージで観客を魅了した。

「AsiaProgress 2017」

■逗子三兄弟

 オープニングアクトを飾った天才凡人は、メンバーのHyonnが大きな旗を振りかざし、50CCのバイクに跨がりながらヤンキー姿で登場するコントからスタート。「今日はちゃんとしようやと言ったじゃないか」と突っ込むMiNEに対し、「今日は昔のファミリーが観に来てるから格好いいところを見せたくて」と言いながらも、あえてしょぼい姿を見せてゆくところがシルカルさを描きながらも、つかみを持った楽しさ。しかもそのファミリーはシルバニアファミリーの人形たちという落ちネタも、やるじゃない。

 ライブは、祭りムードを描きだした「ユッタユッテナイ」を通し、場内の観客たちを立ち上がらせれば、続く「KARAOKE番長」では、早くも場内へ踊りはしゃぐ雰囲気を作り出していた。

 最後のバラード「アラーム」では胸に染みる歌を届け、パーティームードと、その対極にある刹那な風景の両面を投影。短い中へ、しっかり天才凡人の魅力を描きあげていった。

 BuZZのライブは、カウントダウン映像からスタート。彼らは冒頭からアッパーな「Are U ready?」を通し、挑発的なステージングを投影。パーティムードの中から見える凛々しくも攻めな姿勢が、BuZZの持ち味。観客たちへ「一緒に熱く壊れないか!?」と挑戦的なステージングを示していた。

 「CHOO SEXY」では、ソウルフルな楽曲の上でセクシーな魅力を提示。艶めいた表情が見えた瞬間、彼らの持つ色気へ一気に心落ちた気分。まさに超セクシーなステージングじゃないか。最後もBuZZは、アグレッシブなステージングを描いた「LEAN ON ME」を通し観客たちを挑発。凛々しく男臭いパフォーマンスで観客たちのハートを熱くたぎらせていった。

 本編の幕開けを飾った逗子三兄弟は「SAIKooooh!!!」を歌い、巨大な会場に灼熱の夏を連れてきた。気持ちをガンガン上げてゆくアッパーな楽曲に触発され、身体の疼きを止められない。はしゃぎたくてしょうがない。これ、最高にウキウキさせる楽曲じゃない! 「サマーウルフ」では躍動するビートの上で、3人は挑戦的なステージングを見せてゆく。もっともっと騒ぎやがれと煽るように、3人は突き刺さるビートの上で歌とライムを突き付けてきた。いつしか大勢の観客たちが右手を振りかざし、彼らの熱気を受け止め、一緒に騒いでいた。

 「俺たちは最高の夏をここへ持ってきました。ここをおっきい海にして、おっきい波を起こしたいと思います」。その言葉を受けて流れた「MAGIC in SUMMER」」では、フロアー中の人たちを跳ねさせ、いつしか場内をビーチパーティに様変えていた。熱い日射し以上の熱狂ではしゃがなきゃもったいない。そんなクラッと熱を覚えるサマーパーティを逗子三兄弟は描き出していった。

 最後に逗子三兄弟は家族をテーマにしたバラードの「純白の花嫁」を歌唱。とてもハートフルな、嬉し涙零れる幸せな想い詰め込んだ歌を届け、触れた人の心を温かく抱きしめてくれた。

■Lead

 LeadのライブはプログレスでEDMな「Wake me up」から幕を開けた。クールで躍動的な楽曲の上へ、3人は凛々しいステージングを描き出した。いや、圧倒的なパワーをぶつけ、観客たちを飲み込み出したと言ったほうが正解か。その迫力を抱いたまま彼らは、オリエンタルなEDMナンバーをぶつけ、満員の観客たちをパワフルなステージングで惹きつけていった。腰に響く音に触発され、いつしか大勢の人たちが身体を激しく揺らしていた。

 観客たちとのコール&レスポンスに続き、Leadはハートフルな、でも次第に気持ちを昂らせる「Beautiful Day」を歌い踊り、場内中の人たちの心を光射す方へ温かく導いた。その歌声に触れている間、彼らにずっと手を引かれている気分でいれたのが嬉しかった。

 一気にまぶしい日射しが降り注ぐように流れだした。気分を上げてくアッパーな歌謡ダンスチューン「バージンブルー」の登場だ。メンバーも観客たちもタオルやサイリウムを振りながら、熱にまみれはしゃぐ楽しさを一緒に感じあっていた。

 会場中の人たちを巻き込んだ「It's my style」を通し、気持ちを明るくカラフルな色にLeadは染め上げていった。ともに声を張り上げ騒ぎながら、このひとときを忘れたく熱狂の思い出にしていたかった。

■RADIO FISH

 和心抱いたビートの上で、藤森の挑戦的なラップが炸裂。中田がクールに言葉をライムしながら、「黄金時代」に華を添えていく。なんてオリエンタルでダンサブルで、セクシーで挑発的なステージングだ。彼らの雅な要素折り込むダンスパフォーマンスに刺激を受け、観客たちも熱い声援を舞台上へ投げ返していく。

 中田の振りまわすタクトの動きへ導かれるように、藤森が「NKT34」を通し高速なラップをぶつけだした。カラフルなダンスビートや熱く煽るラップへ触発され、身体が勝手に騒ぎだす。喧騒の渦へ飲み込まれたなら、一緒にはしゃがなきゃもったいない。こんな無邪気で無敵なパーティに参加したなら、とことんまで踊り騒がなきゃ!!

 中田のアジテーションから始まった「東京大革命」では、ラッパーの焚巻を迎え、「この戦いに必ず勝利をする」と宣言。今の音楽シーンへRADIO FISHのスタイルで革命を起こそうと宣言するように、先鋭的で躍動するEDMナンバーの上で藤森が高らかに歌い、中田がアジテーションを繰り返していた。なんて胸を熱く高揚させる歌だ。まさに、今の時代に革命を起こす楽曲の誕生だ!!

 同じく、ラッパーの焚巻を迎え披露したのが、パーティ気分を抱かせるエモーショナルな「ワンチャンcoco夏物語」。トロピカルでヒップホップな楽曲の上で、メンバーたちがラップや歌を重ねながら、会場に熱い甘い夏気分を描きだしていった。

 ステップ踏みたくなるファンキーでソウルフルなEDMビートナンバー「進化論」の上で、藤森が強烈なラップと歌を通し挑発してきた。火照った身体にあおる熱、もっともっと気持ちを爆発させたい。そんな感情をさらに炸裂させようと、最後にRADIO FISHは三浦大知を迎え「PERFECT HUMAN」を突き付けた。三浦大知という最高のシンガー&パフォーマーを加え、いつも以上に挑戦的な楽曲へ昇華。満員の観客たちを、彼らはガンガンに挑発していく。圧巻のパフォーマンスに身体は熱狂しながらも、視線はズッと舞台へ釘付けになっていた。

■VIXX

 切れ味鋭い一体化したダンスパフォーマンスとクールな歌をミックス。韓流グループのVIXXは、観客たちのハートへ突き刺すように「Chained up-Japanese ver-」を歌唱。メンバー全員がダンディな香りを振りまくように、笑顔を封印した凛々しい歌とステージングは、胸痺れるスリリングさに満ちていた。

 シンフォニックでダンサブルな「Depend on me」を通し、VIXXは会場にスケールあふれたエモーショナルなドラマを描き出した。その姿に、歌声や踊りに触れていると視線を動かせなくなる。それくらい、彼らの一挙手一投足から目を離したくなかった。

 MCでは優しい表情を見せるVIXXのメンバーたち。凛々しいステージとのギャップは、彼らに惹かれる魅力の一つ。

 「桃源境(Shangri-La)」でVIXXは扇子を用いたパフォーマンスを披露。タイトルに相応しいオリエンタルでムーディな世界観をVIXXは描き出していた。その姿は、幻惑的な世界で歌い踊り、戯れる姿にも見えていた。

 悲哀を抱いた物語のクライマックスシーンをリアルに味わうように、スケールあふれたドラマ描くバラートの「Fantasy」が流れだした。歌や楽曲の世界観へ心が釘付けになれば、曲の表情に合わせ演じるように踊る姿へ、一緒に物語を体感している気分さえ覚えていた。最後に届けた「傷つく準備ができている」でもVIXXは、壮大な迫力満載のストーリーを描き上げ、観客たちを圧巻のステージングで魅了していった。

■Da-iCE

 Da-iCEが舞台へ姿を現し「エビバディ」を歌いだした途端、会場中へ眩しい光が一気に射し込んだ。彼らは弾け飛んだパーティチューンを通し、この会場を巨大なダンス会場へ塗り変えた。その存在感と勢いが、今のDa-iCEを象徴しているようだ。

 「トニカクHEY」では、躍動するグルーヴィなEDMナンバーの上で5人は凛々しく力強く、何よりクールに歌をぶつけてきた。挑みかかる勢い。挑発的なステージングと低音の効いた楽曲は、魂の内側から嬉しく震え立つ気持ちを沸き上がらせていく。「叫べ」の言葉通り、叫ばずにいれなかった。

 今にも胸張り裂けそうな想いを告白するように、Da-iCEは切々と、でも温かさを秘めながら「恋ごころ」を歌いあげた。彼らの言葉のひと言ひと言をしっかり胸で受け止めたかった。恋に震える心を抱きしめていたかった。

 ふたたび場内に熱が生まれだした。ヘヴィな四つ打ちのビートの上でDa-iCEは、愛おしい人へ想いが届くように「TOKI」を歌唱。昂る気持ちへ重ねあうように躍動するビートと歌声に込めた感情。沸き上がるエモーショナルな気持ちが心地好い。

 君への想いを描くように流れだしたのが、「君色」。愛しい人へ想いを告げるように歌う彼らの姿に、不器用だけどまぶしい青春の輝きを覚えていた。この気持ち、恋をしてる人が聞いたら、その人の背中をぐっと押してくれるはず。最後に届けた「パラダイブ」を通し、Da-iCEは会場を一気に夏のビーチへ塗り替えた。一緒に胸の鼓動を感じながら、この瞬間を笑顔ではしゃぎあおう。そんな気分に導いてくれた彼らが素敵じゃない!!

■C&K

 魂を熱く掻き立てる高揚ラップチューン「C&K IX」を熱く叩きつけ、みずから「音楽業界のウィルス」と言ってしまうC&Kのライブはスタート。会場中の人たちの気持ちを高揚させるべく、彼らは勇壮なビートに飛び乗り観客たちを煽り出した。その勢いを持ってC&Kのライブは「to di Bone」へ。躍動する強烈なビートの上で、2人はほとばしるエナジーをラップへぶつけていく。

 勢いを携えたままノンストップで「へべれけ宣言」へ。圧巻な勢いに触発され、いつしか大勢の観客たちも大はしゃぎ状態。たったらもっと騒ぎなと、C&Kは「
ジャパンパン~日本全国地元化計画~」を突き付け、会場中の人たちをパーティピープルに塗り替えていった。強烈なビートが突き刺さる、「パーティ☆キング」を通し超×4いい感じになった観客たちの身体を、C&Kは強烈なダンスグルーヴの中へ飲み込んでいった。いつしか気分はノンストップな演奏にメロメロ状態だ。

 熱狂のバイブスを生み出したステージングから、一変。披露したのがバラードの「Y」。恋人どうしの心の絆を確かめるように、彼らは愛しい人へ愛してる想いを熱々と歌いあげた。それは愛しい人へのプロポーズのようにも響いてきた。その温かい想い、なんかほっこりする。

 未来を明るく照らすように、C&Kは軽快なラガビートに乗せ「道」を届けてきた。一緒に笑顔で光を目指そう。この歌に触れている間、仲間(C&K)に手を引かれ、明日へ笑顔で歩き出す気持ちになれていた。最後の「入浴」でも、C&Kは巨大な会場をダンスフロアーに変え、満員の観客たちと無邪気に音楽で戯れていった。

■shuta sueyoshi(AAA)

 AAAのメンバーであるshuta sueyoshiのステージは、エレクトロなバラート「Sad Story」から幕を開けた。スパンコールをまぶしたような切々とした演奏の上で、shuta sueyoshiはドラマを描くようにパフォーマンスを魅せながら、哀切な想いを吐き出すよう歌を届けてきた。

 切れ味鋭いギターの音色を合図に、演奏はファンキーでスタイリッシュなダンスソウルチューン「Switch」へ。とてもソフィスティケイトで華やかな楽曲だ。でも切れ味鋭いファンクビートが身体を嬉しく踊らせてゆく。これ、すげぇ心地好くてお洒落なパーティミュージックじゃない?!

 最後にshuta sueyoshiは、超刺激的でグリッターなダンスナンバー「to.ri.ca.go」をブースト。ギラギラとした楽曲の上で、挑発するように歌うshuta sueyoshi。彼のステージングは、ミュージカルの一場面を見ているようだ。とてもスリリングで挑発的なのに、そこには甘い誘惑や親しみやすいスパイスも隠し味に用いている。だから彼のライブに触れている間、ドキドキとワクワクが止まらなかったのか…。

■三浦大知

 フェスティバルのトリを飾ったのが、6回連続出場中の三浦大知。ステージは、想いを力強くライムするように「(RE)PLAY」からスタート。シンプルなトラックの上で彼は、みずからのエモーショナルな歌声を通し、触れた人たちの意識へ力強くエナジーを注いでゆく。その姿勢が三浦大知らしいじゃない。

 「今日は音楽で一つになりましょう」の言葉に続き三浦大知が届けたのは、ハートフルな歌物ナンバーの「music」。気持ちを弾ませる歌に触れていると、背中へ翼が生えたようウキウキとした気分になれる。余計な意識を消し去り、ただただ笑顔で楽しさに包まれていたい。そんな気持ちをずっと感じ続けていた。

 「U」が流れたとたん、誰もがクラップしながら、その演奏へ心地好く寄り添っていた。心をウキウキとした晴れな表情へ染め上げてゆく楽曲だ。三浦大知と一緒にステップを踏みながら、このワクワクに嬉しく浸っていたい。そんな気分だった。

 「一緒にカラフルな景色を作りたいなと思います」。タオルを手にした三浦大知が 届けたのは、クールでスリリングな幕開けを告げた「EXCITE」。サビでは会場中の人たちがタオルを振りまわし、疾走するビートへ飛び乗り、夢中ではしゃいでいた。

 三浦大知の力強いアカペラからの幕開け。荘厳なドラマを描くように三浦大知は雄々しいバラードの「Cry&Flight」を歌いだした。歌が進むごとに躍動してゆく演奏。彼の気持ちが昂るたびに、楽曲も力強く躍動していった。

 「ここにしかない景色を作ってくれて、本当にありがとうございました」。三浦大知が最後に届けたのが、希望の歌「Darkest Before Dawn」。心の内側から光があふれだす感覚。みずからが心に光を抱いていくからこそ、その想いがまぶしい希望の光や力となって身体中から解き放たれていく。そんな気持ちをこの歌は与えてくれた。きっと「Darkest Before Dawn」に触れた人たちの誰もが、心に確かな光が生まれてたに違いない。その希望や絆を、最後に三浦大知にプレゼントされた気分だった。

 果たして来年は、どんな夏の幕開けを描いてくれるのか。次の発表も楽しみに待っていて欲しい。

(取材=長澤智典)

最終更新:8/4(金) 13:27
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