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八戸・八日町複合ビル計画 13階建てマンション建設、商業フロアは1階のみ

8/4(金) 11:32配信

デーリー東北新聞社

 青森県八戸市八日町の旧長崎屋跡地への複合ビル計画で、事業主体である八日町プロジェクト(同市)の田名部智之社長は3日、市庁で会見し、大手開発業者のマリモ(広島市)と協力して、13階建てのビルを建設すると発表した。1階は商業テナントとし、2~13階に分譲マンションを整備。2018年5月着工、19年7月完成を目指す。12年に再開発構想を打ち出してから5年余り。中心街再生の起爆剤として期待されたビルは再出発するが、商業拠点としての位置付けは後退する形となる。

 八日町プロジェクトは同日付で、マリモ、土地所有者の田名部組とそれぞれ基本協定を締結。田名部社長は「中心街のランドマークとして街なか居住がメインとなる。数年待ってもらった分の価値を生み出し、中心街再開発の一助になれば」と意欲を示した。

 ビルの敷地面積は約1600平方メートル、総延べ床面積は約6400平方メートル。整備費は概算で17億円を見込む。1階は面積約700平方メートルの店舗のほか、路線バスの待合所や歩道スペースを整備。入居店舗は未定だが、田名部社長は「中心街の顔にふさわしいテナントになるため、市民が望むものを誘致する」と強調した。分譲マンションは計57戸で、2階に入居者専用のテラスを設け、タワーパーキングも設置。19年から販売開始予定となっている。

 八日町プロジェクトは、昨年10月ごろからマリモと協議を始め、今年3月から具体的な計画を話し合ってきた。商業フロアは田名部組が取得して賃貸テナントとして貸し出し、マンション部分はマリモが買い取って販売する。

 ビル整備では、国の補助制度「優良建築物等整備事業」を活用し、旧長崎屋ビルの解体などに国と市から約3億4千万円が既に投入された。建設にも補助金を活用したい考えで、市と協議しながら本年度中に申請予定だ。

 会見に先立ち、田名部社長らは小林眞市長に新計画の概要を報告。小林市長は「(事業の遅れを)心配していた部分もあったが、はっきりとした計画が出てうれしく思う。市の中心街事業と連携し、にぎわいづくりを一緒に進めていきたい」と話した。

 マリモは分譲マンションブランド「ポレスター」などを展開。市内には現在、2棟のマンションがある。

デーリー東北新聞社