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確定拠出年金の相続。もし受けとる前に死亡してしまったら?

8/4(金) 19:00配信

ファイナンシャルフィールド

確定拠出年金は、老後のお金を準備する目的の制度のため、“60歳までは受け取ることができない”というルールがあります。
それだけに、「もし受け取る前に亡くなってしまったら、確定拠出年金のお金はいったいどうなってしまうの?」と心配される方も多いようです。

そこで、今回は、確定拠出年金の運用の途中で本人が亡くなって相続ということになった場合、いったい確定拠出年金のお金はどうなるのか? について解説していきます。

亡くなっても、確定拠出年金のお金は消えてしまうわけではない

「確定拠出年金を運用中に本人が亡くなったらどうなるのか?」。結論からお伝えすると、遺族が一括つまり一時金で、そのときの確定拠出年金の口座残高に相当する金額を受け取ることになります。

これを「死亡一時金」といい、企業型確定拠出年金であっても個人型確定拠出年金(iDeCo)であっても変わりません。
本人が受け取れずに亡くなった場合でも確定拠出年金のお金が消えてしまうではないと聞いて、まずは一安心した方も少なくないかもしれませんね。

では次に、この「死亡一時金」は誰が受け取ることになるのでしょうか。そして、それに関連して、気をつけておきたいこともいくつかあります。

受け取る人の順位に注意

では、「死亡一時金」を遺族のうち誰が受取るのかですが、受け取る権利がある人の順位には決まりがあります。注意すべきは、“この順で受取る権利があります”という順位が、民法の法定相続人の順位とは異なるという点です。

比較すると、最も優先順位の高い“第1順位”が配偶者であることはどちらも変わりませんが、第2順位以降に違いがあります。

よく見ると、確定拠出年金の「死亡一時金」では、“亡くなった人の収入で生計を維持されていたかどうか”が重視された順位となっているのがわかります。

民法の法定相続であれば、相続順位が上の人が他にいれば全く受け取る権利がなかったような人でも、確定拠出年金では受け取る権利を持つ可能性があるのです。

この点、民法の相続順位どおりと考えていると、思わぬ人が権利を主張してくる可能性もあるので注意が必要です。

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