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教育の大切さ考えて 児童が世界の現状学ぶ 三浦

8/4(金) 18:58配信

カナロコ by 神奈川新聞

 教育の大切さについて考える「世界一大きな授業」が3日、三浦市初声町入江の初声市民センターで開かれた。市内の小学校に通う児童23人が参加。市民グループ「はっぴー子育て応援団」のメンバーが講師となり、子どもたちはクイズやワークショップを通じて世界の教育事情に理解を深めた。

 「応援団」メンバーの松岡かおりさん(52)が現在世界で小学校に通えない子どもが6100万人、読み書きができない大人が7億5800万人いることなどを紹介。子どもたちは、貧困や紛争などが原因で小学校に通えなくなることや4人に1人が途中で退学してしまうことをクイズ形式で学んだ。

 ワークショップでは「文字の読み書きができないとどうなるか」をテーマに、インドやネパールで使われているデバナガリ文字で内容物が書かれた3つのコップの中から解熱剤を選ぶため話し合った。一つは劇薬という設定で、文字が読めないと生死に関わることを学習した。

 学校に通えずに働くインドのスラム街の子どもたちについて映像で紹介され、バス車内で学ぶ「移動学校」のプロジェクトについても知った。

 参加した小学5年鳥井悠生君(10)は「学校に通えることが幸せなことだと思った。将来は字が読めない人に教えたいので、勉強を頑張りたい」と話していた。

 同授業は世界の教育の現状を考えようと2003年にスタートし、同時期に100カ国以上で行われる地球規模のイベント。国内では教育協力NGOネットワークの企画で今年は4月15日から5月31日の間にキャンペーンが行われ、県内では42団体4275人が参加した。5月に三浦市内で大人を対象に開催した授業が好評で、今回は子ども向けに開いた。