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美引き出す大胆な構図 21美の「江戸絵画の真髄展」、友禅作家ら鑑賞

8/4(金) 1:36配信

北國新聞社

 金沢21世紀美術館で開催中の東京富士美術館所蔵「江戸絵画の真髄(しんずい)展」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)は3日、加賀友禅技術保存会の作家ら21人が団体鑑賞し、作品の構図や色彩に刺激を受けた。

 一行は、狩野派が制作し、奈良の吉野山と龍田(たつた)川に広がる桜と紅葉が鮮やかに描かれた「吉野山龍田川図屏風(びょうぶ)」などを見て回った。この屏風は山々の連なりが広がる眺望を体感させ、作家たちは視線を誘導する手法についても思いを巡らせた。

 中町博志会長は「作品は不要な部分を省略することで、大胆な構図の中に美しさが引き出されていた。加賀友禅のデザインを考える上でも大いに参考になった」と話した。伊藤若冲(じゃくちゅう)の鶏(にわとり)図について「墨の濃淡で簡潔明瞭に表現されており、感銘を受けた」との声も上がった。

 同展では、東京富士美術館が所蔵する約3万点から選ばれた江戸絵画45点と古九谷様式などの工芸品9点が並ぶ。入場料は一般1200円、中高生1千円、小学生800円。26日まで。

北國新聞社

最終更新:8/4(金) 1:36
北國新聞社