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人民元見通しの上方修正相次ぐ-「元の強さを求める動機」が中国に

8/4(金) 10:15配信

Bloomberg

ドル安と中国当局の支えを理由に、人民元ウオッチャーが元相場見通しを引き上げている。

過去1週間だけで少なくとも14人が元予想を上方修正し、ブルームバーグ調査の中央値では現在、年末時点で1ドル=6.90元になると見込まれている。年初時点の見通しから3.6%引き上げられたことになる。3日の人民元は上海時間午後5時53分(日本時間同6時53分)現在で6.7232元。今年に入り3.3%上げている。

中国当局が元安圧力に対抗し、元相場を巡る地合いが変化している。一部当局者や国営メディアは人民元が安定化するとの見方を示した。共産党政治局は7月24日、秋の党大会を前に「好ましい環境」を生み出す政策の一貫性を呼び掛けた。

みずほ銀行のアジア通貨ストラテジスト、張建泰氏(香港在勤)は、「党大会を10-12月(第4四半期)に控え、中国人民銀行(中央銀行)は人民元の強さを恐らく維持するだろう。1-6月(上期)に成長の勢い続き、政策の優先課題が資金流入を招くことにシフトしたことを踏まえれば、人民元の強さを求める動機が中国にはある」と述べた。

原題:Yuan Watchers Strengthen Forecasts on Dollar Drop, PBOC Support(抜粋)

Ronnie Harui, Emma Dai

最終更新:8/4(金) 10:15
Bloomberg