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米中摩擦、中国は融和姿勢打ち出しながら貿易対抗策を用意-関係者

8/4(金) 1:41配信

Bloomberg

貿易を巡り悪化する米中関係を前に、中国は対立解消に向けて事態収拾を目指している。トランプ政権は中国による知的所有権(IP)侵害の疑いを調査する見通しで、そうなれば中国は報復措置を講じる可能性が高い。

米政府がIP侵害に当たると見なす事案について調査開始の準備を進める一方、中国政府は3日、この疑惑を否定。中国商務省の高峰報道官は、IPに対する同国の「関心は高い」と表明、米国との良好な協力関係を維持したいと述べた。

一方で中国は貿易紛争に備え、既にしばらく前から対抗策を用意している。事情に詳しい関係者によると、米国からの輸入を制限し得る品目としてまず大豆が挙げられている。自動車や航空機、レアアースも対象になる可能性があるという。

中国の国営メディアは貿易上の措置がとられた場合、過去と同様に中国は対抗策で応じると示唆している。共産党最高指導層の交代を発表する5年に1度の党大会を秋に控え、現指導部が国内向けに力を示威する必要性はとりわけ高くなる。

ユーラシア・グループでアジア太平洋担当マネジング・ディレクターを務めるカラム・ヘンダーソン氏は、「共産党党大会を前に、中国は何としてでも貿易戦争を回避したいだろう」と指摘。一方「この問題で中国が弱い姿勢を見せられないことも重要だ。このため中国は慎重で釣り合いの取れた対応に出るとみている」と述べた。

原題:China Tries to Calm U.S. Trade Spat While Readying Riposte (2)(抜粋)

Kevin Hamlin, Andrew Mayeda

最終更新:8/4(金) 1:41
Bloomberg