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「バニラ・エア」、国内線LCCのWebサイトユーザビリティ1位に

8/5(土) 7:10配信

ITmedia マーケティング

 トライベック・ストラテジーは2017年8月3日、「Webユーザビリティランキング<国内線LCC編 2017>」の結果を発表した。国内線を運航する格安航空会社(LCC)4社の公式Webサイトを対象にユーザビリティを評価したもので、「ジェットスター・ジャパン(以下、ジェットスター)」「Peach Aviation(以下、Peach)」「バニラ・エア」「春秋航空日本(以下、春秋航空)」の4社を対象に実施した。ユーザビリティ1位はバニラ・エアだった。

 調査は、同社の子会社トライベック・ブランド戦略研究所が提供するWebサイトのユーザビリティ調査サービス「ユーザビリティ診断プログラム」を活用し、2017年6月下旬から7月中旬にかけて実施された。具体的には、「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」の5評価軸、全98項目を調査項目とし、結果を基にユーザビリティを評価した。

●ユーザビリティ1位は「バニラ・エア」

 ユーザビリティ1位を獲得したバニラ・エアは、「アクセス性」以外の全ての評価軸において1位を獲得し、全体的に高い評価だった。なかでも「ナビゲーションの使いやすさ」については、突出した評価を獲得したことが総合ランキング1位の大きな要因となった。

 同項目でバニラ・エアが突出した評価を獲得した理由は、メインメニューのくくりやラベリングが分かりやすかったこと、また、Webサイトの全体像を俯瞰できるメガドロップメニューが設置されていたためだという。

 続く2位は、ジェットスターだった。同社は、「ナビゲーションの使いやすさ」を除く全ての評価軸において2位を獲得し、幅広い項目で万遍なく評価された。3位の春秋航空は、「ヘルプ・安全性」で、4位のPeachは「ナビゲーションの使いやすさ」における評価が著しく低い結果となり、総合ランキングの順位にも影響した。

 詳しい評価数値は以下の通り。

※1 A軸:アクセス性、B軸:サイト全体の明快性、C軸:ナビゲーションの使いやすさ、D軸:コンテンツの適切性、E軸:ヘルプ・安全性

※2 総合スコアは、5軸に傾斜配分をかけて割り出したものであり、5軸の単純平均ではない。(満点=100点)

●国内大手航空会社との差は顕著

 トライべック・ストラテジーが全15業界・150サイトを対象に2016年に実施したユーザビリティ調査結果との比較も実施した。具体的には、今回調査を行った4つのLCCのスコアを2016年の調査結果にあてはめ、何位に相当するかを調査した。1位のバニラ・エアは55位相当。ジェットスターは135位、春秋航空は147位、Peachは149位だった。2016年の調査において日本航空は35位、全日本空輸は37位を獲得しており、国内大手航空会社とLCCの間で大きく差がつく結果となった。

 また、トライべック・ストラテジーは、LCC業態への理解を深めるコンテンツ提供が不十分であること、低価格訴求だけではなく、体験価値訴求にも力を入れるべきだと指摘。認知が高まり利用も増えるLCCだが、「LCC=低価格」という単純なイメージのみが先行し、低価格を実現する理由といったLCC業態の性質が理解されていないため、LCC初心者でも楽しみながら理解できるようなコンテンツを提供することで、サービス利用時のトラブルの事前回避につながるとしている。