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ソフトボール40年 山川南山会 区民の仲の良さ自慢

8/5(土) 5:00配信

琉球新報

 【南風原】「当てていこうぜ」「ナイスバッティング」-。毎月第1~3金曜午後8時、南風原町山川の山川体育センターグラウンドに高校球児のような声が響き渡る。本格的なソフトボールの試合を繰り広げるのは、20~70代の男性たち。ソフトボールを通し区民同士の交流を続ける「山川南山会」が今年、設立40周年を迎え、7月29日、記念式典が開かれた。
 青年会を卒業した区民の健康増進と親睦を図り、区の発展につなげることを目的に会が発足したのは1977年。当初は野球大会だったが、けがを避けるためソフトボールに変更した。

 6チームのうち好きなチームに加入でき、年間30試合のリーグ戦を行う。父親に続いて入会した20代、30代も多いが、息子が父親と異なるチームに入ることも。チーム名は「ピラニア軍団」や「ヤッタルゾー」など、独特で愛着が持てる名前ばかりだ。
 中には元甲子園球児もおりレベルも高い。宮城勝会長(69)は「もともとスポーツが盛んな地域だから当然かな」と胸を張る。

 際立つのは、会員の仲の良さだ。最年長の赤嶺義夫さん(72)が年齢を感じさせない鋭いスライディングを見せると、感嘆の声が上がる。しかし誰かが「転んだだけ」と冗談を飛ばすとどっと笑いが起こる。試合中、笑顔は絶えない。赤嶺さんは「南山会は健康のもと」と話す。

 山川の自治会加入率はアパートなどを含め全体で92・11%、一戸建て住宅では99・32%と高い水準だ。神里守区長は「南山会の存在のおかげだ」と断言する。

 会計の神里直樹さん(52)は「先輩も後輩も仲良くなれる。こんな機会はなかなかない」と語る。

 記念式典で神里守区長は「やっぱり楽しいから続いてきた。40年はまだまだ途中だ」とあいさつした。南山会の歴史はこれからも続きそうだ。

琉球新報社

最終更新:8/5(土) 5:00
琉球新報