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米国株式市場=ダウ8日連続で最高値、雇用統計好調で金融株に買い

8/5(土) 6:49配信

ロイター

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場でダウ工業株30種が終値ベースで8営業日連続で過去最高値を更新した。7月の米雇用統計が予想を上回ったことでJPモルガンチェースなどの金融株に買いが入ったことが押し上げ要因となった。

労働省発表の7月の雇用統計は非農業部門雇用者数が20万9000人増と、市場予想の18万3000人増を上回った。CMEグループのフェドウオッチによると、年内利上げの確率は50%と、雇用統計発表前の46%から上昇。堅調な結果を受け、連邦準備理事会(FRB)は9月にバランスシートの縮小着手を発表し、年内3回目となる利上げを実施する軌道から外れないと見られる。

ダン&ブラッドストリートのリード・エコノミスト、ボディ・ガングリ氏は「今回の結果で拡大基調が継続していることが示された」とし、市場は安定を好むため一定の安心感が広がったとの見方を示した。

こうしたなか金利上昇で恩恵を受ける金融株が買われ、ゴールドマン・サックス<GS.N>は2.59%高となり、ダウの上昇に最も大きく貢献。S&P金融株指数<.SPSY>は0.72%上昇した。

この日は素材関連株も上昇。ダウ・ケミカル<DOW.N>が1.07%高となったことが主な押し上げ要因となりS&P素材株指数<.SPLRCM>は0.48%上昇した。

このほかイエルプ<YELP.N>はレストラン宅配サービス事業「Eat24」をグラブハブ<GRUB.N>に売却すると発表したこと好感され27.67%と急伸。

一方、公益株<.SPLRCU>、ヘルスケア株<.SPXHC>、生活必需品株<.SPLRCS>には売り。バイオ医薬品ギリアド・サイエンシズ<GILD.O>は1.63%安、製薬アラガン<AGN.N>は3.08%安で終了した。

娯楽大手ウォルト・ディズニー<DIS.N>は1.31%安。ダウの最大の重しとなった。メディア大手バイアコム<VIAB.O>は決算が嫌気され13.83%安。

今週はダウが1.2%、S&P500が0.2%、それぞれ上昇。ナスダックは0.4%下落した。

ソラリス・グループの最高投資責任者(CIO)、テイム・グリスキー氏は「第2・四半期決算が好調で、見通しも堅調となっていることで市場は明るいムードに包まれており、来週も最高値更新が続くと予想している」としている。

この日の米取引所の合計出来高は約60億株と、直近20営業日平均の61億株を下回った。

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

最終更新:8/5(土) 6:53
ロイター