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<世界陸上>多田、ボルト隣も臆せず準決勝へ 中盤まで先頭

8/5(土) 6:14配信

毎日新聞

 陸上の世界選手権ロンドン大会は4日(日本時間5日未明)、ロンドン競技場で開幕し、男子100メートル予選で多田修平(関学大)は10秒19(追い風0.3メートル)で6組4着だったが、各組3着以内を除くタイム上位6人に入り、5日の準決勝に進出した。

 各年代別も含めて主要国際大会に初出場となった21歳。しかも、今大会限りで現役引退するウサイン・ボルト(ジャマイカ)と隣のレーン。ガチガチになってもおかしくないが、それでも臆する所はなかった。

 得意のスタートからの加速が良く、中盤までトップ。持ち味のバネの利いた高速ピッチも刻んだ。後半に遅れたが、見せ場十分だった。多田は「(ボルトと隣で)うれしさが一番大きかった」と初々しくコメントした。

 6月10日に追い風4.5メートルの参考記録ながら国内の電気計時で初の9秒台となる9秒94をマーク。一気に注目を集めた。急成長の原動力は今冬の米国武者修行で、元世界記録保持者のアサファ・パウエル(ジャマイカ)と一緒に練習したことだが、帰国後にはパウエルのコーチから教わったスタート技術を改良。「黒人選手とは筋力が違う。向こうでは蹴ると教わったが、蹴るより一歩目を素早く置く感じを意識した」。自らアレンジし、さらに飛躍を遂げた。

 大会前に語っていた「海外選手が相手でも重圧はない」との言葉通りの走りで、目標の準決勝に進んだ。

最終更新:8/5(土) 6:28
毎日新聞