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<三菱東京UFJ銀>副頭取「万博、IR 地域開発と連携」

8/5(土) 8:23配信

毎日新聞

 ◇福本秀和副頭取(西日本地区統括)

 三菱東京UFJ銀行の福本秀和副頭取(61)=西日本地区統括=は毎日新聞とのインタビューで、大阪への誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)とカジノを含む統合型リゾート(IR)について「中長期的に、関西経済に効果をもたらす取り組みにすることが大切だ」と述べた。社会インフラ整備や地域開発、観光振興などとの連携の重要性を指摘し、こうした取り組みを銀行として支援する考えを示した。

 --万博やIRについての考えは。

 ◆長い目で関西にプラスになる取り組みとの連動が大事だ。例えば、関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港一体運営。夜間便を充実させれば、インバウンド(訪日外国人)の拡大が期待できる。また、IRは、カジノだけでなく、関西の豊富な観光資源に目を向け、都市部にとどまらず郊外にも旅行者が訪れる仕組みになるコンセプトにしてほしい。

 --関西経済の現状をどうみますか。

 ◆底堅いが、消費が上向かない。規制緩和を含めた総合的な取り組みが必要だ。一方、関西はアジアとの距離感が近いし、中堅・中小企業には、独自にアジアに進出したいと考える経営者が多い。当行は、アジアの成長力を取り込む手伝いをしたい。

 --具体的にはどんな取り組みですか。

 ◆タイのアユタヤ銀行を子会社化したほか、ベトナムやフィリピンでも現地銀行に出資し、地元の企業や個人と深い関係を築いている。アジアも高齢化が進み始めており、介護用品など日本が抜きんでている分野を現地に紹介したい。これまで銀行の主な役割は、国内外とも個々の企業のニーズにどう応えるかだった。今後は中小企業の技術やノウハウを大企業に紹介したり、アジアで地域に根ざしたビジネスを展開したりして、「点」から「線」や「面」のビジネスを加速させたい。【聞き手・土屋渓】

最終更新:8/5(土) 9:25
毎日新聞