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<アニメ質問状>「メイドインアビス」 ドキュメンタリー番組を見るような体験を

8/6(日) 13:30配信

まんたんウェブ

  話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、つくしあきひとさんのマンガが原作のテレビアニメ「メイドインアビス」です。副監督の垪和等(はが・ひとし)さんに作品の魅力を語ってもらいました。

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――作品の概要と魅力は?

 南海ベオルスカの孤島に発見された巨大な縦穴・アビス。直径1000メートル、深さはいまだ不明。地上とは異なる不可思議な環境は、魅力あふれる謎の遺物が発掘されると同時に、人間には過酷な”呪い”がもたらされる。そんなアビスの“探窟家”に憧れる少女・リコが、ひょんなことで出会った(拾った?)少年ロボット・レグと共に、伝説の探窟家である母を求めアビスの深層へと向かい冒険し、様々な困難に立ち向かうお話です。

――アニメにするときに心がけたことは?

 原作の緻密に描き込まれたイメージをどこまで映像化できるか、ありそうでなさそうな世界観を原作ファンのみならず、初めてアビスをご覧になる方々にもいかに説得力を持って伝えられるかに注力しました。アマゾンの秘境や深海の生物を紹介するドキュメンタリー番組を見るような体験をお届けできたらと思います。

 第1話冒頭などでは、滝から立ち上った水の匂いや湿度が感じられたり、身の回りにいそうな虫を思わず手で払いたくなるような映像になればと。また、可愛いだけのキャラクターではなく、素直で実直な姿や行動力も原作の魅力を余すところなく表現したいと思いました。うれしくてピョンピョン跳ね、足をぶつけて痛かったりといった子供らしさや、友達を心配し、涙するような心の動きもダイレクトに表現されたらよいと思いました。

 この作品をアニメ化するにあたり、新たにスタッフルームを作りました。監督をはじめ演出、作画、彩色など通常のアニメ制作会社のスタッフに加え、普段は別々の場所で作業している美術スタッフさんも同じフロアで作業していただいています。また、撮影さんも味噌汁の冷めないような近場となりまして、これらによって綿密なやり取りが可能になったことが、映像に表れたらと。結果は、これまでの放送で皆さんがお目にしている通りだと思います。

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最終更新:8/7(月) 12:44
まんたんウェブ