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【中日】岩瀬、昨年一旦は「引退」決意…悩み抜いた現役続行決断で最多タイ949登板

8/5(土) 6:04配信

スポーツ報知

◆巨人5―6中日(4日・東京ドーム)

 42歳で現役最年長の岩瀬が、阪急(現オリックス)などでプレーした米田哲也氏が持つプロ野球最多登板記録949試合に並んだ。新人だった99年4月2日の広島戦(ナゴヤD)で初登板。19年目の今季はこの日が45戦目の登板だった。

【写真】9回途中から登板し、プロ野球タイ記録となる通算949試合登板を達成した岩瀬

 出番は同点の9回2死一、二塁。阿部に右前打を浴びても表情は変わらない。続く村田を右飛に仕留めると、竜党の声援に帽子を取って応えた。「自分ではピンと来ないんですが、よくここまで投げられたと思います」。10回に味方が勝ち越し、今季3勝目も転がり込んだ。

 「引退します」―。昨年8月6日、当時の森ヘッドコーチに伝えた。DeNA戦(横浜)で1点リードの8回に登板。1死も奪えず3点を失って敗戦投手になった、その夜だった。森監督は当時を「俺は『考え直せ』とは言わなかったよ」と振り返った。その代わり、その後、10日限定の登録抹消期間を2度設け、自身を見つめ直す機会を与えた。

 同時期、西山球団代表から翌年も契約する旨を伝えられた。「(球団の申し出は)ありがたいけど、自分が自分の思う『戦力』になれるかどうかは別問題」。悩み抜いた末、岩瀬の結論は現役続行だった。

 心機一転で突入したプロ19年目はこれで45試合目。4年ぶりの50試合登板も目前だ。「先のことは分からない」という来季に目を向ければ、前人未到の1000試合登板も視界に入る。それでも森監督は「俺が(来季も)やれって言っても嫌なもんは嫌だろう。無理やりが1度はあっても2度はな。(進退は)周りが決めることではない」。伝説のクローザーは、また泰然として次の出番を待つ。(田中 昌宏)

 ◆米田氏も祝福「時代の流れ」

 ○…米田哲也氏は岩瀬の記録を「時代の流れやな。イニング数が全然違う。僕らの時代と単純に比べることはできない」と評した。通算5130投球回は金田正一氏に次ぐ歴代2位。救援投手の岩瀬の5倍以上だ。「(シーズンが)140試合なら140試合放ってやるわと思ってやっていた」。歴代2位の通算350勝など輝かしい成績を残したが「僕は神様でもない、同じ人間なんやから。今の人もできないはずがない。自分への挑戦ですよ」と、自らを超える投手の出現を待ち望んでいる。

最終更新:8/5(土) 8:32
スポーツ報知