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中村勘太郎6歳、1人でインタビューも1人で歌舞伎座も「大丈夫」

8/6(日) 5:43配信

スポーツ報知

 歌舞伎俳優・中村勘九郎(35)の長男で、今年2月に初舞台を踏んだ中村勘太郎(6)が東京・歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」(9~27日)の第1部「玉兎(たまうさぎ)」に出演する。約15分間の舞踊で、1人で歌舞伎座の舞台に立つのは初めて。このほど初めての単独インタビューに応じ「楽しみ。1人でも大丈夫。ずっと歌舞伎をやっていたい」と抱負を語った。(土屋 孝裕)

 今春、幼稚園を卒園し晴れて小学校に入学した勘太郎。これまで父・勘九郎、弟の中村長三郎(4)とともに取材に応じることは何度もあったが、1人で取材に臨むのは初めて。小学校も夏休みに入り、9日の初日に向け稽古を行っているが「稽古は怒られる時もあるけど、楽しい時もある。褒められるとうれしい」と笑顔をはじけさせた。

 「玉兎」は、月に住む兎が、臼と杵(きね)で餅をつき「かちかち山」の狸(たぬき)退治の立ち回りを爺、婆を交えて見せる人気舞踊。昨年5月、国立劇場で行われた中村流の日本舞踊の会「雀成会」でも踊った演目だ。2000人を収容する歌舞伎座で披露するのは初めてだが「狸とかに変身するところがちょっと難しい。でも、前もやったから大丈夫。(2月の公演も)楽しかったし、緊張しなかった」と自信タップリだ。

 踊りを指導する、祖母の姉で中村流家元の中村梅彌(59)は「襲名と小学校入学があったので、最初はすっかり忘れちゃってたけど、今は全部思い出してる。この1年間で、言うこともだいぶ分かるようになったし、役者らしくなった。時々、(中村)勘三郎さんの面影が見える」。86年に歌舞伎座で「玉兎」を披露した勘太郎の祖父の名を挙げ、目を細める。

 あこがれは父・勘九郎。「お父ちゃまは稽古の時は厳しいけど、それ以外の時は優しい。お父ちゃまの顔を見ないで踊りなさいって怒られたけど、この前お昼から夜8時まで踊ったって言ったら褒めてくれた」

 時間があれば父、祖父が出演した歌舞伎のDVDを見ているそうで「『め組の喧嘩』が一番好き。戦うところが面白い。(立ち回りも)またやってみたい」。公演後に予定している山中湖への家族旅行を楽しみにしているが「山中湖でも歌舞伎とかやりたいな」と、すっかり歌舞伎LOVEな少年に成長している。

 ◆勘太郎に聞く

 ―小学校は楽しい?

 「うん。お友達もできた。宿題とかあるから大変だけど、勉強してる。ひらがなとカタカナは終わった。算数は引き算。体育のボールで遊ぶのと、水泳が楽しい」

 ―公演が終わったら何が欲しい?

 「『ウルトラマンジード』に出てくるカプセルのおもちゃ。ウルトラマンはおじじ(叔父の中村七之助)が大好きだったから、僕も好きになったんだ。ウルトラマンの絵本もいっぱい集めてる」

 ―長三郎さんとは仲良くしてる?

 「今日は僕が意地悪だった。弟が『お兄ちゃんが好き』って言ったけど、男の子と男の子が好きって言ったら嫌だから断ったの。そうしたら泣いた。弟は泣く時も歌舞伎っぽく泣く」

 ◆中村 勘太郎 本名・波野七緒八(なみの・なおや)2011年2月22日、東京都生まれ。6歳。母は女優の前田愛。本名は「七福神」と「八百万(やおよろず)の神」に由来。12年5月、東京・浅草の「平成中村座」千秋楽で初お目見え。13年4月、歌舞伎座のこけら落とし公演に出演。今年2月、歌舞伎座「門出二人桃太郎」の兄の桃太郎で3代目中村勘太郎を名乗り初舞台。118センチ、21.8キロ。

最終更新:8/6(日) 8:35
スポーツ報知