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11日から臨時開店 小高の「お菓子の松月堂」本店

8/5(土) 9:32配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故で本店機能を一時的に福島県南相馬市小高区上町から市内原町区の四ツ葉店に移している老舗菓子店「お菓子の松月堂」は11日から13日まで、小高区上町の本店を臨時オープンする。古里での営業は原発事故後初めて。専務の横川裕信さん(36)は「いつの日か帰還するための第一歩」と先を見据えている。
 東日本大震災で小高区中町店は倒壊し、6号国道沿いの倉庫は津波で流された。上町の本店は原発事故に伴う避難のために建物が傷み、取り壊しも検討された。しかし、「先祖代々、小高で100年近く続いてきた店をなくすわけにはいかない」と存続を決め、修繕を施した。
 小高に帰還した住民からは再開を望む声が多い。帰省客の増えるお盆の時期に合わせ、臨時開店で要望に応えた。銘菓「浮城(ふじょう)」など定番のお菓子を販売する予定だ。
 社長の横川徳明さん(70)は4日、本店を訪れ、店内を掃除した。小高の街並みや空のショーケースを眺め「震災前は周辺に多くのお店があり、にぎわっていた。また以前のように大勢のお客に来てほしい」と願った。
 営業時間は未定。問い合わせは、お菓子の松月堂四ツ葉店 電話0244(23)3636へ。

福島民報社

最終更新:8/5(土) 9:45
福島民報