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子どもの「指しゃぶり」や「爪噛み」ストレスのSOS? どうやめさせる?

8/5(土) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

幼児の頃はよくやっていた指しゃぶり。卒業したと思って安心していたのに、小学生になってまた始まったしまった、ということはありませんか? 実は、指しゃぶりや爪噛みの癖がなかなか治らない小学生はなかなか多いものなのです。こういった指を吸う、噛むなどの癖について、どうして始まってしまうのか、どうやめさせればいいのかなどについても考えてみましょう。

指しゃぶりや爪噛みは強いストレスのせい…とは限らない

指しゃぶりや爪噛みは目立つ癖なので、見かけるたびに「何かストレスがあるのかもしれない」と心配される保護者も多いと思います。しかし、指を吸う、噛むなどの行為はもともと精神的な安定をもたらす作用があるため、最初は爪が気になった、口の中が気になった、手持無沙汰だったという些細なきっかけから、何となく続けてしまうことも多いようです。

子どもにも自分の世界があり、人間関係があります。まったくストレスがないというわけにはいきません。みんななんらかのストレスはあり、このような癖以外の別の方法で解消していると考えるのが自然です。指しゃぶりや爪噛みの癖だけが、深刻な理由から発生する怖い癖だと考える必要はないのです。しかし、なんらかのSOSのサインである可能性も完全に否定することはできません。癖だけでなく、体調や仕草、表情、話し方、持ち物に変化はないかなど、総合的に考えるようにしましょう。

癖をやめさせるより「我に返させる」よう声がけをする

どんな癖もやめようと思ってすぐにやめられるわけではありません。あまり指摘すれば逆に気になって、頻度が上がってしまう可能性もあります。恥ずかしいことだと思わせるために「赤ちゃんになっちゃったの?」などと責め立てると、今度は人目を忍んでやるようになってしまうかもしれません。一度しっかり「やめようね」と話をしたら、本人も理解していると考えましょう。その際には、指しゃぶりや爪噛みで歯並びが悪くなってしまう可能性があること、爪が変形して戻らないかもしれないことなど、体に与える影響もわかりやすく話してみてください。

指しゃぶりや爪噛みをしている最中の子どもは無意識であることが多く、「自分は今、指しゃぶりをしてしまっていた」と気づかせることは必要です。声をかける場合には、「だめ」ではなく、まったく別の話題の質問をするなど、「我に返させる」ことを目的にしてください。それこそ、「そのリモコン取って」「喉は乾いていない?」「お茶を飲む?」でも構いません。

また、ご自宅ではできるだけ手を忙しくするようなことに誘ってみましょう。ページをめくる必要がある読書、指先を使う折り紙やあやとり、料理や掃除のお手伝いも、常に手を使うものです。やはり「手持ち無沙汰になること」が最も癖につながりやすいので、話しかける機会、一緒に作業をする機会をできるだけ増やしてみましょう。いいストレス解消法とともに、親子の時間を共有することになります。

自然に治まるのを気長に待ってみても

小さい頃の癖のほとんどは、自然に治まるものと言われています。あまり心配しすぎず、時間をかけてゆっくり対応していくようにしましょう。「年単位」のことになるかもしれませんが、小学校高学年から中学生にかけての思春期は特に自分の外見を気にするようになります。保護者から言われなくても治まる可能性が非常に高いと考えていてください。

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