ここから本文です

機内持ち込み荷物無料の時代はもう終わり? 有料予約制度も

8/5(土) 12:03配信

The Telegraph

【記者:Hugh Morris】
 飛行機への持ち込み荷物が無料の時代はもうすぐ終わるのかもしれない。

 アイルランドの格安航空会社(LCC)ライアンエア(Ryanair)は7月末、持ち込み荷物のガイドラインを見直す可能性があると発表した。手荷物の超過料金を払いたくない客が、まだよちよち歩きのわが子にキャリーケースを引きずらせて搭乗しようしたためだ(2歳から手荷物の無料持ち込みが認められている)。

 同じ週、英LCCジェット・ツー(Jet2.com)は、機内の荷物棚のスペースを確保しておきたい乗客のために、手数料を取って「予約」を受け付ける制度を導入した。機内の荷物棚が満杯になった場合、入りきらない荷物は預け入れ荷物になるためだ。

 機内の荷物棚の過密化に加えて、航空会社は収入源を超過手荷物料金や座席指定手数料、機内食などさまざまな追加料金に依存し始めている。機内持ち込み荷物にも厳しい目が向けられるようになったということだ。

「一つの議論を呼ぶであろうやり方として、大きな荷物の持ち込みは全面的に禁止し、荷物棚を小さな荷物しか収容できないほど小型化するという選択肢がある」と語るのは、航空業界を専門とするデザインコンサルティング企業ティーグ(Teague)のデビン・リデル(Devin Liddell)氏だ。「機内持ち込み荷物をパソコン用かばんや小さいバッグなどに制限すれば、大きなキャリーケースでテトリスをやる必要がなくなる」

 持ち込み荷物を有料にするのかと聞かれたライアンエアの広報はこう答えた。

「現在、乗客は無料で手荷物を二つまで機内に持ち込むことができます。ですが、乗客が皆、大きな手荷物を二つずつ持ち込む状況が続けば、将来的に無料の個数を制限する必要があるかもしれません」

「手荷物の無料持ち込みをなくすことは絶対にありません。私たちの機体は乗客1人につき一つの荷物、つまり190個まで収容可能になっていますから」

 米アメリカン航空(American Airlines)は1月、新しい最安値の運賃には無料の持ち込み荷物は含まれないと発表した。座席の下に置ける大きさの手荷物なら構わないが、頭上の棚への収納が必要なサイズのものは持ち込めない。

 英消費者団体ウィッチ(Which?)が今年行った調査によれば、機内の荷物棚が満杯になったために、持ち込もうとした荷物を預け入れ荷物にされるケースが増えている。リデル氏によれば、すべての荷物を預け入れにした場合、搭乗手続きの時間は80%短縮でき、効率化につながるという。

 手荷物無料の時代は終わりを迎えようとしているのだろうか? リデル氏いわく「可能性はある」【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:8/5(土) 12:03
The Telegraph