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不運が続く21号車アウディ。柳田真孝「早く応援してくれる人たちに応えたい」/スーパーGT第5戦富士

8/5(土) 9:19配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第5戦富士、#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSの柳田真孝は、今シーズンこれまで不運もあり厳しい戦いが続いているものの、中盤戦を迎え挽回を誓った。

【写真】結果に繋がらず、もどかしい戦いとなっている#21 Hitotsuyama Audi R8 LMS

 昨年まで、日産陣営でドライブを続け、GT300クラスとGT500クラスそれぞれで2度のチャンピオンを獲得した経験を持つ柳田。今年からAudi Team Hitotsuyamaに加わりリチャード・ライアンと組んでいるが、未だトップ10フィニッシュがなく苦しんでいる。

 前戦SUGOでは、予選Q2で謎のマシンストップ。ピットに戻ったところで不具合は認められず、再始動はできたものの、タイムアタックはできず13番手スタートだった。決勝では、ピットイン直後にセーフティカーが出動する絶好のチャンスが訪れたが、右リヤタイヤが脱落していまい、大きく後退。20位でかろうじて完走という結果にとどまった。

 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは随所で速さは見せるものの、それが結果に繋がっていかない。そんな今季の前半戦を振り返った柳田は、かなりのもどかしさを感じているようだ。

「マシンの手応えはあるんですけど、早く結果が出て欲しいっていうのはあります。期待してくれている人たちも多いですし、僕たちもそれに早く応えたいなっていうもどかしい気持ちでいっぱいです」

「前回はセーフティカーが多く入って運、不運が分かれるチームが多かった中で、僕たちはそこに関しては運が良かったです。自分たちがピットに入った瞬間にセーフティカーが出たので、これ以上ないタイミングだったんですよ。ただ、その時にちゃんとナットが締まっていなくて…」

「あれがなければ、レースなんであんまりそういうことは言っちゃいけないんですけど、表彰台には確実に上がれていました」

 富士スピードウェイは、昨年の第5戦で#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSが2位フィニッシュと、チームにとっても結果が出ているサーキット。ところが今週のレースに関して、柳田からは意外な言葉が出てきた。

「個人的に富士は好きなんですけど、クルマ的にはあんまり得意ではないかもしれません。5月の富士もそうだったんですけど、トップスピードがちょっと足りていないです」

「とは言いつつ、スーパーGTにはいろいろな要素があります。チームとして、去年も富士は成績が残っていますし、良さそうな感じはあります。うまくチームとやって、作戦を色々と考えて、必ず上位に行きたいと思っています」

「タイヤ的にはすごく優しいクルマなので、いろいろな作戦が取れると思います」

 そう、力強く柳田は語った。

 今シーズンから、キャリア初となるダンロップタイヤを使用している柳田。タイヤに対する理解度という面では、まだまだ作業が必要なようだ。

「正直、良いタイヤをチョイスできていないんじゃないかというのが僕の中ではあります。ダンロップタイヤさんの良いところをまだ引き出せていないので、タイヤへの理解度を含めてもっともっとやっていかなければいけないです」

 8月に入り、シーズンも中盤戦に突入。柳田は今回の富士、そして次戦の鈴鹿で挽回していくことを誓った。

「鈴鹿はテストでもすごく良い調子で走れたので、自信を持ってレースに臨めると思います」

「この2戦はすごく重要だし、軽いクルマにとっては稼ぎ時なので、ポイントを獲って後半戦につなげたいです」

松本和己