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ホークスのみ込まれタカ 連勝街道の西武止められず

8/5(土) 6:01配信

西日本スポーツ

 59年前の悪夢再び!? 連勝街道を爆走する辻西武に、首位の工藤ホークスがのみ込まれた。早めの継投で相手の強力打線封じに動いたが、1点リードの5回に2番手モイネロが3失点。7回にも救援陣が4点を失い、西武に1958年以来の13連勝を許した。この年は前身の南海が、西武の前身の西鉄に最大11ゲーム差を逆転されてV逸。5・5ゲーム差まで迫ってきた西武の足音が不気味だ。

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 球史に残る快進撃を止められなかった。メットライフドーム名物の108段の階段を上り終え、工藤監督は振り返った。「今日は我慢。我慢でしたね」。実に59年ぶりの13連勝に沸く敵地で、5・5ゲーム差まで縮まった獅子の足音が不気味に大きくなってきた。

 真夏の9連戦のローテの谷間の一戦。4回に約2カ月半ぶりの1軍先発だった寺原がピンチを招くと、モイネロを投入。ここは無失点で切り抜けたが、5回に3失点。3番手の岡本は回をまたいだ7回に打者9人の猛攻を受けたが、ベンチは我慢を決め込んだ。

 「想定はしていた。想定の範囲内だったけど、打たれてしまった」。工藤監督も総力戦を覚悟で臨んだ試合で、ロングリリーフが可能なモイネロを有効に使う戦略に誤算が生じた。ビハインドの展開では、登板過多気味の勝ちパターンの救援陣はつぎ込めなかった。

 中盤以降は連勝中の西武に圧倒された。工藤監督は「こういうときは『いけいけの状態』になる。だけど、低く投げておけばそんなに打たれない」と強調したが、7月21日の10ゲーム差を2週間で5・5ゲーム差まで縮められた。今季は長く続いた楽天との2強の図式も変わってきた。

 西武は現役時代の工藤監督が16勝を挙げた1991年以来の12連勝を超え、西鉄時代の58年以来の13連勝。この年、前身の南海は最大11ゲーム差を逆転されてV逸した黒歴史もある。昨年も15連勝した日本ハムに大逆転Vを許しており、ファンは背筋も凍る思いだ。

 2位楽天も劇的なサヨナラ勝ちで再び1・5ゲーム差に迫られた。千賀で臨む5日は西武を止めなければならない。「切り替えて明日からまた頑張ります。リリーフ陣も今日休んだんで、明日いけると思う。明日は何とか勝てるようにしたい」。工藤監督は何度も「明日」を繰り返した。長いシーズンは我慢も必要。この1敗を無駄にはしない。

西日本スポーツ

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