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2戦連続でポールポジション獲得、#8 ARTA NSX-GTの野尻智紀「思う存分攻められた」/スーパーGT第5戦富士予選

8/5(土) 20:57配信

motorsport.com 日本版

 2017スーパーGT第5戦富士の公式予選。激戦のGT500クラスで2戦連続ポールポジションを勝ち取った#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志)は、いい流れで予選セッションを進めることができたという。

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 小林が担当したQ1では、7番手とギリギリでのQ1通過となったが、Q2では、最後の最後で野尻が1分29秒104をマーク。前回のSUGOに続き2戦連続、今シーズンでは3回目のポールポジションを獲得した。

「まず、55号車がポール獲ったのが嬉しかったです。昨年ここで高木さんとポールポジションを獲って優勝したので、すごく嬉しかったです。これで流れがきているなと思いました」と、ポールポジション記者会見で話し始めた小林。Q1の自身のアタックは完璧ではなかったものの、逆にQ2を担当する野尻に向いたマシンに仕上がっていることを確認できたという。

「僕のQ1のアタックは完璧ではなかったんですが、これで野尻選手が乗ればいいんじゃないかなという感覚がありました。Q2ではあまりクルマはイジらずにいきました。(この流れなら)ポールを獲ってくるだろうなと思っていて、楽観して見ていました」

 また小林は「亜久里さんはトークショーで『目を閉じるとポールポジションを獲った2台の姿が見える』と言っていました。でも、その予言通りに2台ポールポジションになりましたね」と、他の3ドライバーとともにエピソードを披露。20周年を迎えたARTAに華を添えるような素晴らしい予選結果となった。

 直前のGT300予選Q2で#55ARTA BMW M6 GT3がポールポジションを獲得。鈴木亜久里監督の予言があったこともあり、野尻にとってはプレッシャーになったようだ。

「僕はちょっと辛い立場にありました。ダブルポールを獲ると言って、高木さんが獲ってきて、勇気付けられた面もありました。でも、すごく『野尻もポールだろ』って雰囲気がでてきて、嫌だなぁと思いながら乗っていました。でも、いざクルマに乗ってしまえばきっちり集中できました」

「今日の走り出しは、かなり苦戦していた部分があって、今週は厳しいかもしれないと思っていましたが、インターバルの間にクルマも良くなりましたし、最後は思う存分攻めることができたので、今日に関しては満足しています」

 前回のSUGOでは、レース前半に野尻がスピンを喫してしまい、最終的に5位でフィニッシュという悔しい結果に。それでも、野尻はリベンジを果たすというよりかは、平常心でいつも通りのパフォーマンスを発揮したいと語った。

「やっちゃったのは仕方ないので、平常心になって自分のパフォーマンスを出すだけです。色々嫌な声も入ってきたりしますけど、そんなことは始まってしまえば、(クルマに)乗ってしまえば関係ないので、一生懸命走ろうというだけです」

 また小林も明日の展望についてコメント。「走り出しが本当良くなかったのですが、サーキットサファリとかでもセッティングを少しずつイジって、良くなってきています。なので明日のレースは、そんな簡単に抜かれるようなことにはならないと思います。後続を抑えて、できればぶっちぎりで逃げたいですね」と力強く語っていた。

吉田知弘