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【MLB】トレードから4日後の「帰還」 古巣が青木宣親に「素晴らしいオベーション」

8/5(土) 22:10配信

Full-Count

ブルージェイズの一員として古巣に帰還の青木、拍手に帽子をとって応える

 7月末にブルージェイズにトレードされた青木宣親外野手が4日(日本時間5日)、移籍後初めて古巣アストロズ戦に臨んだ。わずか4日前まで本拠地だったミニッツ・メイド・パークでの一戦に途中出場し、最終回に打席に立つと、スタンドからは温かいスタンディングオベーションが沸き起こった。敵地ヒューストンの地元メディアも「素晴らしいオベーション」と伝えている。

【動画】トレードから4日後の青木“帰還“に古巣ファンが感動の「オベーション」

 青木はブルージェイズが8点ビハインドで迎えた8回の守備から右翼に入った。この回、1点を追加されて7-16となると、ブルージェイズは9回の攻撃も簡単に2アウトを取られる。一方的な展開で試合終了まで1アウトという中で、感動的な光景が広がった。

 7月までアストロズの背番号3を着けていた日本人外野手が、ブルージェイズの背番号23のユニホームで打席へ向かう。場内に「ノリ・アオキ」の名前がコールされると、スタンドのアストロズファンが一斉に立ち上がり、拍手を送った。すると、ピッチャーのホイトが間を作り、キャッチャーのマッキャンも立ち上がって足元の土をならすような仕草を見せる。チームメートの気遣いで「間」が作られ、拍手が続くと、青木はヘルメットを脱いで応えた。

 アストロズの地元テレビ局の実況は「スタンディングオベーションです。ミニッツ・メイド・パークの多くの観客が立ち上がっています。興奮しています。本当に素晴らしいオベーションでした」としみじみと語る。トロントで試合を中継していたテレビ局の解説者も「素晴らしいですね。ファンがスタンディングオベーションしています」と新戦力への“歓待”に感激した様子で言及し、実況は「洒落てますね」と同調した。

青木もファンの反応に感動「このような反応を受けるとは思いませんでした」

 青木はこの打席で遊ゴロに倒れ、最後の打者となったが、感動的なシーンは強い印象を残したようだ。古巣の地元紙「ヒューストン・クロニクル」も「ノリ・アオキがブルージェイズと共にミニッツメイドパークに帰還」と題した特集記事を掲載。青木がトレードからわずか4日後にブルージェイズの一員としてかつての本拠地に戻ってきたこと、スタンディングオベーションにヘルメットを取って応えたことなどを伝えている。

 青木は試合後に通訳を介して「このような反応を受けるとは思いませんでした。アストロズファンのすべてに感謝します」 と話している。記事によると、ファンだけではなく「ウォーミングアップ中に多くのアストロズスタッフや元同僚から暖かい歓迎を受けていた」という。

 さらに、同紙は「顔なじみと会った対戦できるのは素晴らしいことです。これぞメジャーリーグという感じです。色々な球団の、色々な選手と知り合うんです。楽しいですよ。ワクワクします」 という青木の前向きなコメントも紹介。新天地ですでに馴染んでいる様子などにも触れている。

 アストロズでは、日米通算2000安打目の記念すべきヒットを放ったとはいえ、在籍はわずか半年。にもかかわらず、感動的なシーンが生まれたのは、青木が出番に恵まれない中でも黙々と自分の仕事をこなし、グラウンド外では誠実で明るい人柄でチームメートやファンから愛されていたからこそ。ア・リーグ西地区を独走するチームで、青木は確かな存在感を放っていた。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8/5(土) 22:10
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