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中国、6カ国協議首席の武大偉が引退、後任には孔鉉佑

8/5(土) 8:55配信

ハンギョレ新聞

武大偉代表、13年の首席代表在任期間に5回の北朝鮮核実験 韓国大使時期「私は靺鞨の後えい…遠回しな言い方はしない」 孔鉉佑新代表「日本専門家」…黒龍江出身の朝鮮族

 過去13年間、北朝鮮核問題に関する6カ国協議で中国の首席代表を務めた武大偉朝鮮半島事務特別代表(71)が現役から退き退職したことが分かった。

 北京の外交消息筋は4日、「孔鉉佑・中国外交部部長補佐が最近、朝鮮半島事務特別代表に兼職発令された。中国外交部が最近外交チャンネルを通じて関連国に通知した」として「武大偉代表は引退したと承知している」と話した。中国では主要官僚の交替が対外的に発表されず、官営メディアの報道や各種発表文を通して公開されるケースが多い。

 武大偉代表は外交部アジア局長、駐韓国大使(1998~2001)、駐日本大使(2001~2004)などを経て2004年8月からは外交部副部長兼北朝鮮核6カ国協議首席代表を務めた。彼の前任首席代表は、当時副部長だった王毅・現外交部長(64)で、王毅部長は武大偉代表の後任として日本大使として赴任した。2010年、中国政府に朝鮮半島事務特別代表が新設され、武大偉代表が初代の代表を務め、この時も6カ国協議首席代表の資格を維持した。北朝鮮の5回におよぶ核実験は、すべて武大偉代表の首席代表在任時期に実施された。

 彼は韓国大使時代に自ら「私は靺鞨の後えいで、遠まわしな言い方はしない」と話したと伝えられ、実際に韓国での彼の発言は何度も話の種になった。2000年にダライ・ラマ訪韓の動きがあると、「中国の分裂とチベット独立を策動した」とダライ・ラマを非難し「彼が来たなら両国が断交まで行くだろうか」と韓国も威嚇した。台湾民航機の再開に関連しては「中国との事前協議が必要だ」として、内政干渉論議が広がった。6カ国協議の首席代表として彼を相手にしたソン・ミンスン元外交通商部長官も、自身の著書『氷河は動く』で「武大偉は単純で直線的であり豪放だった。彼が靺鞨族としての気質をそのまま受け継いでいると言う人もいる」と評価した。武大偉代表は愛煙家としても有名で、彼の米国訪問が少ない理由は、長距離路線でたばこを吸えないためという裏話もあった。

 孔鉉佑新任代表は、上海外国語学院で日本語を専攻した後、日本の大阪領事館、日本大使館などで勤務した日本専門家で、駐ベトナム大使(2011~2014)とアジア局長を経て、2015年から外交部部長補佐(次官補級)としてアジア問題を担当してきた。彼は黒龍江省で生まれた朝鮮族出身の外交官だが、外交街で彼が韓国語を使うのを見た人は殆どいない。

北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:8/5(土) 11:34
ハンギョレ新聞