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「350歳」の五重の塔に見守られ 宵宮で心和む時間/最勝院

8/5(土) 12:06配信

Web東奥

 国重要文化財の五重塔で知られる青森県弘前市銅屋町の最勝院と、隣接する八坂神社で4日夜、宵宮が開かれた。五重塔は今年で完成から丸350年。節目の年も、浴衣姿の家族連れらが、夏を楽しむ光景が見られた。

 最勝院五重塔は、弘前藩初代藩主為信による津軽統一の過程で、戦死した敵や味方の供養のため建立。1667(寛文7)年の完成と伝えられている。

 宵宮は毎年、旧暦6月13日に開かれ「大円寺の宵宮」で親しまれている。今年は弘前ねぷたまつりと重なり、人出は例年より少ないというが、境内は大勢の人でにぎわった。

 本堂前では参拝客が行列をつくった。友人と訪れた弘前実業高1年の千葉龍乃将さん(15)は「文武両道と健康を祈った。歴史の長い寺と知って、びっくり」と驚いた様子。

 第38世住職の布施公彰住職(56)は「明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)などを乗り越え今日に至った。人々が祈り、願う風景を次世代につないでいきたい」と語った。

東奥日報社

最終更新:8/5(土) 12:06
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