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欧州の大砲 VS 精密機械 ピータースがザックに挑む

8/6(日) 12:29配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 3日目(5日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)

ギャラリーとタッチをかわす松山英樹

松山英樹が3日目を終えて首位に2打差の通算7アンダー4位につけた世界選手権シリーズ。そのトップ、9アンダーで並ぶ最終日最終組はコントラストが際立つ2サムになった。トーマス・ピータース(ベルギー)とザック・ジョンソン。ともにWGC初タイトルが懸かる。

ムービングデーを牽引したのはピータース。前半8番までに5バーディを奪い一時は10アンダーまでスコアを伸ばしたが、その後は出入りが激しく「66」。最終18番で9mのバーディパットを沈めてなんとかリーダーの座を手に入れた。

今年の「マスターズ」で4位に入って存在感を誇示した25歳は、欧州ツアーで3勝を挙げている。圧倒的な飛距離が持ち味で、今週のドライビングディスタンス(全ホール計測)は309.9ydで全体8位。293.2ydで58位のジョンソンとは15yd以上の差がある。

一方でピータースのロングドライブは左右に散るのが難点で、まさに“諸刃の剣”というべきもの。この日は2番(パー5)で1Wショットを左の3番ホールのフェアウェイまで曲げ、2打目でグリーンを捕らえる大技も見せた。フェアウェイキープはこの日4回のみ。ここまでの3日間でも出場76人中75位の13ホールにとどまっている。ジョンソンはこの日だけで12回成功しており、対照的なスタイルを持つ2人がぶつかり合うことが分かる。

ベルギー人初の米ツアー優勝もかかるピータースは「きょうは後半11ホールでピンが狙えず苦しかった。あしたはとにかくフェアウェイを捕らえることに尽きる」と話すが、“精密機械”と表現されるジョンソンは「ウェッジでのコントロール、アイアンショットがカギになる。そのためにはまず、調子のいいドライバーでフェアウェイをキープしたい」。ツアー12勝(うちメジャー2勝)の名手が、欧州の大砲を迎え撃つ。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)