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【世界陸上】サニブラウンは確実に進歩している…青戸慎司の目

8/6(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆世界陸上 第1日(4日、英国ロンドン)

 【ロンドン4日=細野友司】男子100メートル予選で、17年日本選手権短距離2冠のサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=が、自己記録に並ぶ10秒05(向かい風0・6メートル)の2組1着で5日(日本時間6日未明)の準決勝に進んだ。日本勢は4組4着のケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=と、6組4着の多田修平(21)=関学大=も各組上位3人を除くタイム順の上位6人に入り、予選を突破。同種目で3人が準決勝に進むのは、五輪・世陸を通じて史上最多の快挙となった。男子100メートル元日本記録保持者で中京大監督の青戸慎司氏が語った。

 3人の準決勝進出は快挙だ。これまでは、1人でも行ければ良いと言っていた時代。日本スプリントの力の底上げを証明できた。特にサニブラウン君は、しっかり自己表現ができていた。国際舞台で一番難しいのが、後半に力まずキープすること。着順やタイムを意識しすぎて最後に差されて負けるパターンが多いが、状況に応じて力を出せた。これは誰でもできるパフォーマンスではなく、彼が持つ素質。確実に走りが洗練され、進歩している。

 欲を言えば、スタートから前半の加速を、さらに磨けると見ている。上体が海外のトップ選手に比べて、まだ細い。ウェートやパワー系の練習を積めば、大きく変わっていく。発達段階だから完璧を望みすぎてもいけない。国際大会をこなせばこなすほど成長する。長い目で見ることが必要だ。

最終更新:8/7(月) 20:59
スポーツ報知