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“真夜中の男”錦織、逆転4強!世界ランク225位に苦戦も勝った/テニス

8/6(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 シティ・オープン第5日(4日、米ワシントン)四大大会の2つ下のカテゴリー、ATP500に属する大会。男子単準々決勝で、世界ランキング9位の第2シード、錦織圭(27)=日清食品=は同225位のトミー・ポール(20)=米国=に3-6、7-6、6-4で逆転勝ち。4強入りを果たし、今季初優勝へ前進した。5日(日本時間6日)の準決勝では同8位の第5シード、アレクサンダー・ズベレフ(20)=ドイツ=との初対戦に臨む。

 眠気を吹き飛ばし、逆転で4強入りだ。2時間40分にわたる激戦を終え、錦織はしたたる汗を拭った。最後まで残ってくれたファンの声援に手を振って応えた。

 「試合内容は良くなかった。第2セットも終始押されていたし、相手が勝っても不思議ではなかった。体はきつかった」

 “1日2試合”の過密日程から疲労が抜けきれず、序盤は「脚が動かず頭もさえなかった」。第1セットを簡単に失い、迎えた第2セット。錦織は3-5の第9ゲームで1度、タイブレークでも2度マッチポイントを握られた。「半分負けだと思い、逆に振り切っていけた」。タイブレークを10-8で奪取。第3セットも奪い、逆転で勝利した。

 真夜中に始まった前日3回戦の試合終了時刻は、初戦の2回戦と同じ午前2時頃。2試合連続で“丑三つ時決戦”を強いられた。この日の試合開始は午後8時過ぎ。午前4時に就寝した錦織は、睡眠もほどほどに約18時間後には再びコートに立った。得点合計は、ポールの119点に対し、錦織は115点。怖いもの知らずの格下相手に苦戦する中、経験豊富な27歳は冷静に応戦し、5月の「ジュネーブ・オープン」以来、約2カ月ぶりとなる4強入りを果たした。

 準決勝で激突するズベレフは、ポールと同じ20歳で、最新世界ランクは錦織を上回る8位。「今日よりもさらに攻撃力が備わっている。よりタフになる」と警戒を強めた錦織。初対戦となる若手を退ければ、今季初優勝がグッと近づく。