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首相に「怒り込め抗議」=核禁止条約、署名しない方針に―広島被爆者7団体

8/6(日) 13:08配信

時事通信

 広島の被爆者7団体は6日、広島市内のホテルで安倍晋三首相と面談し、7月に国連で採択された核兵器禁止条約に署名しないという日本政府の方針を「驚くべき態度だ。怒りを込めて抗議する」と述べ、批准を求めた。

 これに対し、首相は「核軍縮の進め方をめぐっては、国際社会にさまざまな考え方がある」と答えるにとどめた。

 広島被爆者団体連絡会議の吉岡幸雄事務局長(88)は自民党が惨敗した東京都議選挙にも触れながら、「条約反対は国民の願いを踏みにじるもの。この態度を取り続ければさらに批判は高まり、政府は窮地に追い込まれる」と断言した。

 一方、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長(92)は、老朽化が進む放射線影響研究所(放影研)の移転をめぐり「研究を今後も人類に役立てるため、力を貸してほしい」と早期実現を要望。首相は「検討が進むよう支援を行う」と約束した。

 閉会後、吉岡さんは「条約参加について一切答えてもらえなかった。情けない」と述べ、「うそでもええから『参加する』と言ってほしかった」と不満を漏らした。政府が条約の制定会議にも不参加だったことを「(核保有国と非保有国の)橋渡しをするというが、できる態度じゃない」と指摘した。 

最終更新:8/6(日) 13:14
時事通信