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【舩越園子の目】松山がいる米ツアーの日常的光景

8/6(日) 10:59配信

デイリースポーツ

 「米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待・第3日」(5日、ファイアストーンCC=パー70)

 首位と2打差の4位で最終日を迎えることになった松山英樹。世界選手権シリーズ2勝目と米ツアー通算5勝目を狙える絶好の位置に付けた。その3日目、こんな場面を目撃した。

 左ラフにつかまった8番。深いラフに沈んだボールを松山が見事に打ち出し、グリーンを捉えた瞬間、ロープ際の米国人男性たちが大騒ぎ。一人が「ヒデキ!さすがオレが信じた男だ!」。松山が振り向くと、その男性は「グリーンに乗せるほうに賭けたんだ」。松山は思わず苦笑。その様子を見てロープ際の人々もみな大笑い。松山と現地ギャラリーが和やかに交流する場面は、こんなふうに日常になり始めている。

 終盤17番。グリーン右奥のロープ際に幼い子供たちがずらり。松山の8メートルのバーディーパットがカップに沈むと、子供たちは「すごい!」と大声を上げ、両手を頭上にかざして大拍手。

 そのロープ際を通って18番ティーへと松山が歩き出すと、子供たちはみな精いっぱい手を伸ばし、松山は戦闘モードにありながらも一人だけ女の子の右手にロータッチ。女の子は夢見心地で父親に抱きつき、喜んでいた。

 明日の勝敗がどうであれ、松山がもたらしているものは、確実に増えつつある。

(在米ゴルフジャーナリスト)