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<プロ野球>劇的な代打逆転3ラン 阪神・伊藤隼

8/6(日) 21:25配信

毎日新聞

 ○阪神6-5ヤクルト●(京セラドーム大阪・6日)

 大きな放物線を描いた打球が、バックスクリーンへと吸い込まれていった。七回、阪神の伊藤隼が劇的な代打逆転3ラン。値千金の一発で勝利を決定づけた。

 一振りで決めた。七回1死一、二塁の好機。落ち着いて2球ボール球を見送った後の3球目。「気持ち的に引かないように、積極的にいこうと思った」と外角低めの直球を迷いなく振り抜き、期待に応えた。「大仕事ですね」と誰よりも喜んだのは、金本監督に起用を進言した片岡打撃コーチだ。

 2012年にドラフト1位入団した28歳。これまでレギュラーをつかみ取れずにいるが、「準備がほとんど結果を決める。頭も体も整理して、打席に立つようにしている」と与えられた代打の役割に集中する。今季は5月19日のヤクルト戦で本塁打を放つなど結果を残してきただけに、金本監督も「危機感もあるだろうし、バットを振る力がある。よいところでよい結果を出してくれる」と信頼を寄せる。

 2度先行されながら粘り強く勝利を引き寄せたチームは、5月の広島戦以来となる今季2度目の同一カード3連勝。前日に続き、広島のマジック点灯も阻止した。一打席に懸ける男は、お立ち台で「まだまだ勝って、広島を追いかけていきたい」と力を込めた。【坂本太郎】

最終更新:8/6(日) 21:25
毎日新聞