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意外と簡単? 人見知りを克服するマインドセットとは

8/6(日) 7:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

人見知りを克服するのは、意外と難しくないのかもしれない。

イギリス・ロンドンに拠点を置く教育関連企業The School of Lifeは、人見知りは他者との違いを実際よりも大きく感じた結果、との新たな捉え方を動画と記事で紹介している。

【画像】思っているほど難しくはない。

人間の脳は違いに気づき、大げさに感じ取る

心理学の研究も、The School of Lifeの人見知りのモデルを支持する。人は生物学的に、自分と他者との違いに注目し、それを増幅させる傾向がある。

これは人間の脳が、自分が目にした物や人を自動的に分類、処理するためだ。この傾向は、乳幼児の頃から始まっている。

精神科医のデビッド・サック(David Sack)氏は、このプロセスをハフィントン・ポストに寄せた記事で詳しく説明している。「人や物を見るとき、私たちはごく一部の特徴をもとに、脳内でその人や物をどう分類するか、判断している」この分類は、人種や年齢、階級、ジェンダー、外見、信条などに基づいて行われる。

こうした分類を行うことで、人はこの世界を理解し、生きていくことができる。「(こうした処理ができなければ)全ての人や物の意味を、個別に理解しなければならなくなる。例えばものすごいスピードで走ってきた車を『無鉄砲なドライバー』というカテゴリーに分類できなければ、その進路から離れることはできない」とサック氏は説明する。

こうした仮定に依拠することで、人は時間とエネルギーを節約している。しかし、これを人に適用すると、相手の正確な全体像を見誤ってしまう。加えて、人は自分と他者が使うカテゴリーの違いを大げさに捉える傾向があるとの研究結果もある。人見知りの人が、初対面の人間を自分とは全く異なる人間と捉えてしまうゆえんだ。

つまり、人は他者を単純化して分類し、自分と異なるカテゴリーに属する他者との違いを過大評価してしまう傾向がある。人間関係で苦労するのも、無理はない。

マインドセットを変える

The School of Lifeは、この問題の解決策として「心理学的コスモポリタニズム」のマインドセットを持つことを提案する。これは全ての人に共通する、類似点に注目するものだ。

このマインドセットを持つ人は、「全ての人間は、関心の程度に突き動かされている。好き、嫌い、期待、恐怖の組み合わせだ。ボール遊びが大好きだとか、お互いに日光浴に関心があるとか」と考える。

他者との違いを認識しないのではない。違いがあることはよく分かった上で、それに支配されることを拒むのだ。たとえ知らない人とうまく話せなくても、それでくじけることはない。いつかは共通点が見つかると信じている。

The School of Lifeは人見知りの人に、このアプローチを試すことを勧めている。一見すると自分とかけ離れているような相手でも、思った以上にたくさんの共通点がありそうだ。

source: Youtube/School of Life

[原文:Being more comfortable around strangers could come down to a simple mental shift]

(翻訳:Yuta Machida)