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予選2番手獲得の7号車Studie BMW M6、初優勝に向け鈴木康昭監督「予定通り!」/スーパーGT第5戦富士

8/6(日) 8:49配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第5戦富士GT300クラスの予選Q2は、BMW M6 GT3同士のポールポジション争いとなった。1分37秒700というタイムを出した#55 ARTA BMW M6 GT3の高木真一に対し、#7 Studie BMW M6 GT3の荒聖治は1分37秒809とわずかに適わなかった。しかも、高木は2度目のアタックで1分37秒525までタイムを縮め、ポールポジションを確実なものにした。

 BMW Team Studieの鈴木康昭監督は、ポールポジションが手に届く位置だっただけに悔しそうだったが、決勝に向けては良いポジションを確保したと満足しているようだ。

「嬉しいような、悔しいような感じです。見えてましたんでね、ポールポジション。チームとしてはまだ獲ったことがないので、やっぱり獲りたかったっていうのが本心です」

「まあでも、明日のレースで優勝を当然目指すという意味では、十分それが狙えるポジションですんで結果としては非常に満足しています」

 GT300クラスは様々な性能のマシンが参戦していることから、性能調整(BoP)がなされている。ブランパン耐久シリーズなどを統括するSROと、スーパーGTを運営するGTアソシエイションが協議して決定されている。

 鈴木監督は、ハイスピードコースの富士スピードウェイで適用されるBoPで優勝するチャンスが高いと、気合十分で富士に乗り込んできている。

「SROのBoPがハイスピード、ミディアム、ロースピードと3種類に別れている中で、ハイスピードのBoPが(BMW M6 GT3に)向いているのも意識としてあったので、当然一番優勝を狙えるレースだと思っていました。逆に第2戦の時はマシントラブルでそれが生かせなかったので、そうじゃなくてもここは絶対に落とせないと思って行ける気満々で乗り込んできたので、今のところは予定通りかなと思います」

 最大のライバルが同じマシンを使っているだけに、決勝はタイヤが勝負の鍵を握ると言ってもおかしくはないだろう。

 鈴木監督は、「柔らかめのタイヤを予選に持ってきたチームと、全体を考えて硬めを重視したチームというのが、はっきり分かれた予選になりました。僕らとARTAさんの方はソフトめを選んでいるので、そういう意味では明日の決勝の作戦の幅というのはちょっと狭いです。硬めを選んでいる後ろのAMG勢とかの方が作戦の幅が取れるので、ケアしなきゃいけないなと思います」と、2列目に並ぶ#4 グッドスマイル 初音ミク AMGと#65 LEON CVSTOS AMGを含め、警戒していた。

「コンディションはほぼ想定通りです。決勝もそんなに路面温度が変わらないと思っています。決勝で(路面温度が)10度違うとなればまた話は変わってきますけどね」

「問題は、向こう(55号車)のソフトがどれくらい保つのか、うちがどれくらい保つのか、それ次第です。タイヤが保った周回数次第で、第2スティントのタイヤが変わってきますね」

 Studieが単独のチームとして立ち上がったのが2014年。念願のチーム初勝利が手の届く位置まできている。

「プレッシャーは感じています。世界の荒聖治とワークスドライバーのヨルグ・ミュラーを起用して4シーズン目ですからね。勝つとしたら、やっぱりここじゃないですかね」と鈴木監督は意気込んだ。

松本和己