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紛糾の「高校入試英検加算」軟着陸 満点を100点に修正

8/6(日) 10:10配信

福井新聞ONLINE

 福井県の現在の中学3年生が受験する県立高入試から実施される実用英語技能検定(英検)3級以上取得者への点数加算措置について、福井県教育委員会(県教委)は4日、英検取得級による加点は変更しないが、英語の試験点数と加点の合計の上限を100点とし、100点を超える分は加算しないとするなどの見直し案をまとめ、県中学校長会と県議会に説明した。

 加点措置を巡っては県議会が6月定例会で見直しを求める意見書を可決。県教委は「意見書を重く受け止める」とコメントしていたこともあり、対応が注目されていた。県教委は今月中旬にも県教育委員会の会合を開き、正式決定したい考え。

 関係者の話を総合すると、見直し案は英検3級取得者に5点、準2級10点、2級以上15点の加算は変えないが、見直し前は試験100点と最大15点の加点で事実上115点満点だったのを100点満点とした。県教委は変更理由を、英検資格の有無にかかわらず満点が取れるようにしたと説明したという。

 このほか見直し案として、県教委主催の英検講座を9月に県内の複数箇所で実施する計画を示し、英検のための塾通いなど家庭の経済的、地理的な格差の解消を図るとした。また、中学校が英検の受験会場となる場合、県教委が試験監督体制などを支援する。中学校配置の外国語指導助手(ALT)も増員するとしている。

 東村健治県教育長は中学校長会と県議会に説明後、記者団に「中学校で履修した内容だけで満点を目指せるので、理解をいただけると思う」と話した。

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