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Soup Stock Tokyoにコーンスープが無い理由

8/6(日) 10:55配信

TOKYO FM+

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。7月30日の放送では、株式会社スマイルズ代表取締役社長 遠山正道さんをゲストに迎えました。

遠山さんは、三菱商事株式会社初の社内ベンチャーとして株式会社スマイルズを設立。「Soup Stock Tokyo」や、ネクタイブランド「giraffe」、新しいセレクトリサイクルショップ「PASS THE BATON」、最近では「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」、泊まれるアート作品「檸檬ホテル」も立ち上げています。


高須:遠山さんは、ラーメンとかも食べられるんですか?

遠山:食べますよ。“つゆ好き”なんですよ。お蕎麦屋さんとかラーメン屋とかにも行っちゃいますね。

高須:スタッフと話していて、Soup Stock Tokyoで固形のスープとかは売らないのかなと話していたんですよ。

遠山:最初からこだわりすぎたんですよね。なかなか無添加という表現はできないんですけど、レトルトもやってなくて冷凍にしているんです。なので固形はやってないですね。

高須:そのこだわりがうけているんですね。

遠山:99年から初めてもう18年ぐらい経つんですけど、なんでこうなっているかを一言で言うと、お客様がちゃんと理解してくださるということだと思うんですよね。値段も安くないし、もうちょっと手を抜くことも可能だと思うんだけど、割と細かいこだわりとかに馴染んでくださって続けていられるということでしょうか。

高須:なるほどね。

遠山:元々あまのじゃくな所があって、Soup Stock Tokyoは「世界のスープを集めました」みたいなものではないんです。例えば、約20年前は、データ的にはコーンスープが約8割だったんですよ。私は今でもコーンスープが大好きなんですけど、商品には無いんですよ。当たり前すぎちゃって(笑)。

高須:そこには手を出さなかったんですね。

遠山:開発の時には、色々な物を用意しましたよ。私もおはぎを持っていって「この食感どうかな」と相談したり、「練りバナナはどう?」とか(笑)。結局は王道なところに落ち着きましたけど。今でも「オマール海老のビスク」という、アメリケーヌソースをスープにまで引き上げたとても贅沢なものが一番人気ですね。家では作れませんし。

高須:なるほどね。ところで、僕は組織が作れないんですよ。人を選べないというか。遠山さんは人のどういう所を見られます?

遠山:“自分にエンジンがある”って所ですね。自分自身に自分の理由を持っているというか。電車で言うと先頭はエンジンが付いているけど、後ろは貨車じゃないですか。その後ろだけがいくらあってもピクリとも動かないわけで。

高須:なるほど。

遠山:私は、経理、営業と全てお願いしているんです。自分ではスープもつげないし、商品も作れないし(笑)。本当にそれぞれにやってもらっているんですね。またそれぞれの下には同じ気持ちの人たちがいる。みんな「自分がやらないと会社が潰れちゃう」と思いながらやってくれているんだと思います。

高須:そうなんだ……。それはたぶん、遠山さんのお人柄もあると思うんですよ。人柄を信じ合えるからできていくもんなんでしょうけど、本当に僕はそれができなくて。僕は誰かの下にいたいんですよ。で、自分は好きなことをやっていたいんです。

遠山:私もそうですよ。だから皆さんにやってもらっています。

高須:でもこれだけ立ち上げられて……。

遠山:最初はとにかくみんなでやるじゃないですか。そこからプロが入ってきて任せていくって感じです。

高須:僕は組織を作れないので、50店舗もあってやる気を持たすことがどうやればできるのか、見当がつかないんですよね。

遠山:“自分ごと”にできるかということですね。「この上司の下では働けません」と言って辞めていく人は、たぶん次の会社に行っても同じことを言うんですよ。外に理由を求める人は、常にそうなりますね。“自分だったら今の環境をどうするか”ということを自分で楽しめているか。「やれ」と言われてやる事は作業で、それ以上にやりたい事、やるべき事を自分で見つけて自分でやっていくみたいなことですね。そうすると仕事は面白くなるし、会社もありがたいと。

高須:そうですね。

遠山:理想像といえば理想像なんだけど。

高須:いや、でもそれでちゃんと会社が動いていることがすごいですね。

◇◇◇

番組後半には、未来のライフスタイルが無料で体感できる家プロジェクト「宿FREE」のコーナーをお届けしました。未来を感じる、最新の技術が集められた家「宿FREE」に、自分たちが泊まるとしたら? 今回は家電ライターの藤原大蔵さんに、最新のキッチン事情について伺いました。

キッチンで電気といえばIH。早速、高須さんが「今、日本でIHはどれくらい広まっているんですか?」と質問。今のところ火力や使いやすさの問題で、ガスに軍配が上がっているそうですが、海外の見本市ではIHとIoTの連動も発表されており、未来はIHが主流になるかもしれません。
さらに話題は食洗機へ。食器を手洗いした場合、水道、ガスと洗剤代を合わせて年間約4万5千円かかるのですが、10Lタイプの食洗機を使うと年間で2万円程度とのこと。高須さんも「お、半分以下!」と反応。手洗いの時間や電気代そのものが省ける食洗機はエコに直結ということで、高須さんも「宿FREEにアリですね」と話していました。

(TOKYO FM「空想メディア」2017年7月30日放送より)

最終更新:8/6(日) 10:55
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