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【読者の質問に回答】国民年金基金とiDeCo(イデコ)はどっちをやった方がいいの?

8/6(日) 10:01配信

マネーの達人

読者の質問

国民年金基金とiDeCoはどっちをやった方がいいの?

■私の回答

iDeCoの掛金は収入などに合わせて、柔軟に変更できるのですが、国民年金基金の掛金はそれが難しいのです。

また国民年金基金は加入時に適用された予定利率が、生涯に渡って適用されるので、将来に予定利率が上昇しても、その恩恵を受けられません。

ですからiDeCoをやった方が良いと思うのですが、この回答について詳しく説明すると、以下のようになります。

国民年金基金の加入資格があるのは「国民年金の第1号被保険者」

iDeCoとは個人型の確定拠出年金のことであり、2017年1月からは「公務員」や、国民年金の第3号被保険者となり、自分で保険料を納付する必要のない「専業主婦」も、この制度に加入できるようになりました。

つまり何らかの公的年金に加入している60歳未満の方であれば、国民年金の保険料の納付を免除されている方などの一部を除いて、誰でもiDeCoに加入できるようになったのです。

しかし国民年金基金は現在でも、国民年金に加入している方のうち、自分で保険料を納付する必要のある第1号被保険者(例えば自営業者、フリーランスなど)しか、加入できないようになっております。

そのため国民年金基金かiDeCoで迷っている読者の方は、おそらく国民年金の第1号被保険者ではないかと思うので、以下ではその前提で話を進めていきます。

老後資金の準備に活用したい、3つの公的な年金制度

国民年金の第1号被保険者の方が、老後資金を準備するために活用したい公的な年金制度としては、主に次の3つがあります。

■(1) iDeCo(個人型の確定拠出年金)

自分で金額を決めて拠出した掛金を、自分で選択した金融商品で運用していき、原則として60歳以降に、拠出した掛金とその運用益を、年金または一時金で受け取る制度

ただし加入者が一定の障害状態になったり、死亡したりした場合には、60歳になる前に受け取りを開始できます。


■(2) 国民年金基金

加入時の年齢や性別などによって決まった掛金を、原則として60歳になるまで拠出すると、60歳や65歳から年金が支給される制度

また選択した「給付の型」によっては、年金の支給が開始される前、または保証期間中に加入者が死亡した場合、遺族に対して一時金が支給される場合があります。

なお国民年金に任意加入した場合には、65歳になるまで国民年金基金に加入できるので、この点については60歳になるまでしか加入できないiDeCoより、使い勝手が良いと思うのです。


■(3) 付加年金

国民年金の保険料に上乗せして、毎月400円の付加保険料を納付すると、原則として65歳から年金が支給される制度

付加年金の金額は「200円×付加保険料の納付月数」で算出されるため、決して大きな金額にはならないのですが、年金の支給開始から2年で元が取れる、お得な制度として知られております。

なお国民年金に任意加入した場合には、国民年金基金と同じように、65歳になるまで付加保険料を納付できます。

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最終更新:8/6(日) 10:01
マネーの達人