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子育て世帯にiDeCoは恩恵が少ない…と思ってるみなさま。最大投資額600万円まで非課税のNISAを使いませんか。

8/6(日) 11:01配信

マネーの達人

子育て世代には分が悪いiDeCo(個人型確定拠出年金)

2017年1月にスタートしたiDeCo(個人型確定拠出年金)。この最大のメリットは、何と言っても掛け金が所得控除されること。

掛け金が12万円だとすると、所得税率5%なら6,000円、10%なら1万2,000円が節税できることになります。

ただ、このiDeCoは子育て世代には分が悪いんですよね…。それは、

・60歳になるまで現金化できないため、教育費や住宅購入(ローン返済)資金として計画できない。

・概して壮年世代に比べて収入が少ない子育て世代は所得税率が低いため、所得控除の恩恵が小さい。

というのが大きな理由です。

影の薄くなったNISAはいかがでしょうか。

それに対して、スタートが2014年と先発だったために影が薄くなったNISAには、上の2点のようなデメリットはありません。

子育て世代が利用しやすいのはiDeCoではなくNISAなのではないでしょうか。今回は、NISAのメリット・注意点と、使い倒す方法について考えてみたいと思います!

NISAのメリット

投資で得た利益にかかる約20%の所得税などが非課税になるというのが、NISA(少額投資非課税制度)のメリットです。非課税投資の上限は毎年120万円(ジュニアNISAなら80万円)。

特記すべきなのは、この120万円はあくまでも投資の元手だということ。そこから生まれた利益が10万円であろうと100万円であろうと、テンバガーの1,000万円であろうと非課税なのです!

そしてこの非課税措置は、同一年内に売却しなければ翌年まで持ち越され、それが5年間続きます。ですから最大で投資額600万円まで、非課税で運用できます。

NISAの注意点

投資の利益に非課税というのは、使い方次第ではかなりの破壊力を持っているのですが、そのメリットゆえの使いにくさがあるのもNISAの特徴です。


■損益通算ができない

損益通算というのは、株式投資による損失と利益を1年ごとにプラスマイナスした、そのプラス分にのみ課税するという考え方です。当然ながら、そもそも非課税のNISAではこの制度は利用できません。

困るのは、NISAでの取引で発生した損失を、NISA以外の取引で発生した利益と通算できないことです。うん。使い勝手悪いですね。


■損失の繰り越しができない

損益通算が同一年内のプラスマイナスである一方で、損失を翌年に繰り越すことを「損失の繰り越し」と呼びます。やはり、NISAで出た損失は翌年に繰り越せません。


■株主優待にはメリットがない

もう1つ。株主優待にはそもそも課税されません。ですから、株主優待を目的とした取引なら、NISAを利用するメリットはないのです。

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最終更新:8/6(日) 11:01
マネーの達人