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“ポスト谷元”は誰に? 日ハム吉井投手コーチの厳しくも温かい目

8/6(日) 9:37配信

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宮西がピンチ作り田中豊が被弾、吉井コーチは「あそこにいくのは実力不足」

 日本ハムは5日、本拠地でのオリックス戦で逃げ切りに失敗し、4-6で敗れた。1点リードで迎えた7回に3点を失って逆転負けした。長年ブルペンを支えてきた谷元圭介投手が中日に電撃トレード移籍。そのポジションを誰が担うことになるのか。若手の育成も兼ねた起用が続きそうだ。

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 7回頭からマウンドに上ったのは、3日のロッテ戦で通算250ホールドを達成したベテランの宮西尚生投手だった。2死を奪った後に2本の長短打で同点に追いつかれて降板。なおも2死一塁の場面で送り出された田中豊樹は、ロメロに勝ち越し2ランを食らった。初球の真ん中に入った直球だった。

 3日のロッテ戦で今季初ホールドを挙げた田中豊をさらにステップアップさせるための起用だったが、プロ2年目で痛恨の初被弾となった。吉井理人投手コーチは「誰でも緊張する場面。でも、あそこにいくのは実力不足なので、一番気持ちが入った時に失敗しない実力をつけてほしい。宮西や谷元のようにどんな場面でも自分のボールを投げられるように」と話した。

「失敗と成功を繰り返しながら、頭と体に染み込ませてほしい」

 8回は3年目の石川直也投手が2安打無失点に抑えた。田中豊と石川直の2人に対する吉井投手コーチの評価は同等だ。「どっちが上というのはない。どっちも下手くそ」。使った言葉こそきついが、表情は愛情たっぷり。「どの球を投げるかよりもどこに投げるかが大事。田中の場合は回転数が少ないので低めにいった方が持ち味が出る。それを本人がわかっているのか。明日聞いてみたい」と続けた。

 この2人に加え、9回に登板したルーキーの玉井大翔投手、さらにファームで調整中の鍵谷陽平投手の4人が、勝利の方程式入りが期待されるポスト谷元候補だ。

 経験が必要なポジションだけに「失敗と成功を繰り返しながら、頭と体に染み込ませてほしい」と吉井投手コーチ。それぞれの持ち味を最大限引き出すために会話を重ね、厳しくも温かい目で若手リリーバーたちを見つめる。

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

最終更新:8/6(日) 9:45
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