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ホークス、真夏の死闘制し首位死守 延長10回熱男V打

8/6(日) 6:03配信

西日本スポーツ

 工藤ホークスが「炎獅子」との真夏の死闘を制した。守護神のサファテら救援陣が最大6点リードを追いつかれるまさかの展開も、延長10回に松田宣浩内野手(34)が相手のお株を奪う“炎のV打”を放った。60年ぶりの14連勝を狙った辻ライオンズの勢いを「熱男」が食い止め、首位の座を死守した。

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■サファテS機会初失敗

 死闘を制した工藤監督の第一声が全てを表していた。「すんごいゲームだったな」。球史に残る西武の大型連勝をついに止めた。最大6点まで広げたリードを土壇場の9回に追いつかれた。サヨナラ負けの危機に直面した。延長戦にもつれ込んだ4時間16分の乱戦。勝ったのはホークスだ。

 終盤にとんでもないドラマが待っていた。千賀の降板で潮目が変わり、8回はセットアッパーの岩崎が2失点。4点リードで迎えた9回は嘉弥真が無死満塁のピンチを招いた。ここでサファテを投入。ところが絶対の守護神をもってしても連勝街道を突き進むレオ打線の勢いにのみ込まれた。

 浅村に2点適時打を浴びると、1死後、山川に同点適時打を許した。うなだれるサファテは「とにかくアウトを三つ取ろうと思っていたけど…。(西武は)大型連勝をしている勢いがあった」。今季45試合目にして初めてのセーブシチュエーションで失敗した。

 限定ユニホームで真っ赤に染まった敵地は14連勝への期待ばかりが膨らんでいた。そんな窮地を救ったのが「元気印」のバットだった。延長10回2死三塁。抑え役の増田から勝ち越しの中前適時打を放った。一度は沈んだベンチが生き返った。松田のハイトーンな声が響き渡る。「後ろにつなぐ意識でコンパクトに打ちにいった。勝ち越せてめちゃめちゃうれしかった」

 楽天が勝っていたため、引き分け以下では首位陥落となっていた。しかも、加速した“西武特急”からさらに追い上げを受けるところだった。「試合前のミーティングで西武の大型連勝を止められるのはホークスしかないと言い合っていた。強かった。連勝の勢いを肌で感じた。それをホークスが止められて良かった」。松田は胸を張った。

 土壇場で耐え抜き、チームの総力を結集して突き放した。真夏の9連戦も6勝2敗で、残るはあと1試合。レオの大型連勝に終止符を打ち、今度はカード勝ち越しを狙う。「9連戦の最後なのでいい試合をしたい。今日のような試合はしたくない」。工藤監督は最後に本音を漏らした。連勝でホークスの強さを西武に思い知らせる。

西日本スポーツ

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