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55号車ARTA BMW M6 GT3、独走で今季初優勝!ARTAは両クラス優勝達成/スーパーGT第5戦富士GT300決勝

8/6(日) 18:06配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第5戦富士が開催。GT300クラスは#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)がポールポジションから快走し、今季初優勝を挙げた。

 富士スピードウェイは気温29度、路面温度36度。サーキット上空の雲の切れ間から、時折太陽が顔を覗かせるというコンディションでレースがスタートした。

 スタートではトップ3に順位変動はなかったものの、6番手スタートの#3 B-MAX NDDP GT-Rの星野一樹がTGRコーナーで飛び出してしまいリタイア。4番手スタートの#65 LEON CVSTOS AMG、黒澤治樹も順位を8番手まで落としておりこの2台が接触したようだ。その後、#65 LEON CVSTOS AMGにはこの件でドライブスルーぺナルティが科され、勝負権を失ってしまった。

 5番手スタートの#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝と、6番手スタートの#31 TOYOTA PRIUS apr GTの久保凜太郎が激しい4番手争いを展開。しかしこれを久保が抑え、4周目までに4番手を確保した。ポイントリーダーの#25 VivaC 86 MCは、山下健太のドライブで11番手となった。

 ポールポジションスタートの#55 ARTA BMW M6 GT3の高木真一は、2番手の#7 Studie BMW M6の荒聖治よりも1周0.5秒ほど速いペースで、6周目までに3.5秒のギャップを築いた。

 12周終了時点で、トップの高木はさらに差を6秒まで広げる一人旅。2番手#7 Studie BMW M6以下、5番手#61 SUBARU BRZ R&D SPORTまでの4台が3秒以内につける2番手集団を形成した。

 3番手、70kgのウェイトを積む#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也に、じわじわと#31 TOYOTA PRIUS apr GTの久保が接近。片岡はタイヤがきつくなってきたのか、コーナーで詰められるがストレートで突き放すという展開だ。

 結局、#31 TOYOTA PRIUS apr GTは片岡をオーバーテイクしきれず、23周目にピットイン。タイヤ無交換を決断し、21秒7という短いピット作業時間でコースに復帰した。その翌周にピットインした#7 Studie BMW M6は、タイヤを4輪交換し40秒1という静止時間。これで#31 TOYOTA PRIUS apr GTの嵯峨宏紀が先行することになった。

 28周目に#4 グッドスマイル 初音ミク AMGもピットイン。谷口信輝をコースに送り出すと、#7 Studie BMW M6の前で復帰することに成功した。しかし、リヤ2輪交換のみに留めた#61 SUBARU BRZ R&D SPORTには前に出られてしまった。

 しかし、ストレートスピードに勝る#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、その威力を如何なく発揮し、35周目の1コーナーでオーバーテイクを成功させ、#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの前に出た。

 その直後、トップを快走していた#55 ARTA BMW M6 GT3がピットイン。タイヤを交換し、楽々とトップでコースに復帰した。しかしタイヤが暖まっていない中で、後方からはタイヤ無交換で走っていた#31 TOYOTA PRIUS apr GTが接近。1周してくる間にその差は完全になくなり、テール・トゥ・ノーズ状態となった。

 しかし無交換のタイヤが厳しくなったか、#31 TOYOTA PRIUS apr GTは徐々に後退。40周目には、レクサスコーナーで膨らんでしまったその懐を、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが見逃さずに差してオーバーテイク。谷口が実質の2番手に浮上した。

 #2 シンティアム・アップル・ロータスが43周目にピットストップし、全車がピットインを完了。38周目にピットインし、タイヤ無交換でピットアウトしていた#25 VivaC 86 MCは9番手でコースに復帰していたものの、ズルズルとポジションダウン。ライトを弱々しく点滅させながらピットロードに戻ってきたが、ピットロード途中でマシンストップしてしまった。

 #31 TOYOTA PRIUS apr GTが後退して楽になったトップを走る#55 ARTA BMW M6 GT3は、じりじりと#4 グッドスマイル 初音ミク AMGとの差を広げていき、GT500クラスがラスト10周に入った段階で6.5秒のリードを築いた。

 結局、危なげなく#55 ARTA BMW M6 GT3がトップでチェッカー。GT500クラスも#8 ARTA NSX-GTが優勝しており、前日のダブルポールポジション獲得に続きARTAがダブルポール・トゥ・ウィンを達成した。

 2位には#4 グッドスマイル 初音ミク AMG。ポイントランキングを争うライバルがポイントを取り逃がす中で、貴重なポイントを稼ぎポイントリーダーに躍り出た。

 タイヤ無交換作戦を遂行した#31 TOYOTA PRIUS apr GTが3位。2番手スタートの#7 Studie BMW M6は6位でフィニッシュした。

松本和己