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GT500初優勝の野尻智紀と小林崇志、語り尽くせない”ARTAへの感謝”/スーパーGT第5戦富士

8/6(日) 20:21配信

motorsport.com 日本版

 スーパーGT第5戦富士の決勝は、GT500クラスは#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志)、GT300クラスは#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)と、ARTAが両クラスで優勝した。

 #8 ARTA NSX-GTのスタートを担当した野尻は、決勝後の記者会見で「言いたいことがありすぎるくらい、たくさんあります」と切り出すと、ホンダやチーム、ファンやブリヂストンなど、関わっているすべての人々への感謝を口にした。

 小学生の頃にカートをしていた時代から、鈴木亜久里監督やオートバックスのサポートを受けている野尻。ARTAが20周年を迎えた今年、その縁を特別に思うあまり、大きなプレッシャーを感じていたという。

「なんとか結果を出さなきゃなと思うあまりプレッシャーも感じるし、自分自身を制御できなくなることがすごく多かったです。それでもこうして勝てたのは、みなさんの力があっての勝利だと思うので、感謝です」

「今週は言うことないくらいハッピーです」

 一方の小林も、ARTAには並々ならぬ想いを抱いている。2011年から2年間、ARTAからGT500クラスに参戦しながら、その後の4年間はGT300クラスに移り、高木真一とコンビを組んで戦っていた。そして今年、改めてGT500クラスに”昇格”したのだ。

「GT500クラスに復帰した今年、結果を出さないとっていうプレッシャーもありましたし、ずっと頑張っていました」

 そう語った小林。自身が担当したスティントでは、最初はタイヤを温存しながら走っていたという。

「野尻選手が10秒くらいマージンを築いてくれたっていうのが勝利の要因になったと思います。そこで僕が抜かれるわけには行かなかったので、ちょっとタイヤを温存しながら走っていたんですけど、それだとペースが上がらなくて追いつかれてしまっていました」

「あまりバランスが良くないなという感じだったので、ずっと無線で野尻選手のアドバイスを受けながら、僕なりにペースを上げてギャップを広げることができました」

「僕が一番感謝したいのは高木さんです」

「2年間GT500クラスに乗っていて、そこからGT300クラスに移って後がない中で、本当に4年間いろいろなことを教えていただいて、その経験が活きたかなと思います」

「ARTAに来て7年目ですけど、亜久里さんと土屋(圭市)さんにも教えていただいたことも含めて、すべての経験が今回の結果につながったんじゃないかなと思います」

 次戦の鈴鹿1000kmについて野尻は、「難しい戦いが待っていると思いますけど、幸いな事に長いレースですし、強く安定して戦えばしっかりまた上位で帰ってこられると思うので、十分チャンスがあると思います」と意気込みを語った。

松本和己