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ユネスコ効果実感 県内登録3行事にぎわう

8/6(日) 0:51配信

北日本新聞

■「発展の足掛かりに」 

 魚津市諏訪町の諏訪神社で行われた「たてもん祭り」は最終日の5日、前夜を大幅に上回る見物客が集まった。2日間の入り込み客は昨年より7500人も増加。5月の高岡御車山(みくるまやま)祭、城端曳山(ひきやま)祭と同様に例年以上のにぎわいで、ユネスコ無形文化遺産に登録された県内三つの山・鉾(ほこ)・屋台行事はともに登録後初の祭りを成功させた。関係者は「ユネスコ効果をさらなる発展の足掛かりにする」と誓った。

 この日もたてもんが曳き回されるたびに「おおー」とどよめきが起こり、初めて訪れた東京都葛飾区の西田直子さん(46)は「素朴な美しさと力強さがある。人が海の波のように見えてすてきです」と魅了された様子だった。

 祭りに先立って近隣の無形文化遺産登録団体や行政などの関係者が伝統行事継承へ思いを一つにする懇談会も市内で開かれた。高橋正樹高岡市長や田中幹夫南砺市長、大西正隆城端曳山祭保存会長らが出席。神社にも足を運んで観覧し、吉田弥一郎高岡御車山保存会長は「ユネスコ効果を一過性のものにせず、地域間で交流しながら互いに盛り上げていきたい」と話した。

 魚津たてもん保存会の海苔洋二会長は「素晴らしい伝統文化を後世に伝えたいという思いが増した。全国の山・鉾・屋台の仲間と手を携えて発展に努める」と力を込めた。村椿晃市長は「たてもんをオールうおづで支援する新たなスタートを、力強く切ることができた。後継者の裾野を広げるよう努力する」と語った。

北日本新聞社

最終更新:8/6(日) 9:25
北日本新聞