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意義や時代背景に理解 滑川・米騒動100年でプレイベント

8/6(日) 23:54配信

北日本新聞

 来年の「米騒動100年」を前にしたプレイベントとして、滑川市のゆかりの地を巡る見学会と講演会が6日、同市内で開かれた。延べ約110人が騒動の意義や滑川との関係に理解を深めた。

 イベントは市教委と市立博物館が機運を高めようと開いた。米騒動は1918(大正7)年に発生した。旧滑川町では同年8月6日にピークを迎え、2千人規模の騒動になったとされる。滑川の騒動が全国に波及するきっかけになったとする資料や書籍もある。

 講演会は市民交流プラザで開かれた。同博物館の近藤浩二学芸員が騒動の経緯や時代背景を説明した後、近代民衆史が専門の研究者ら3人が講演した。

 金沢大の能川泰治教授は、当時民衆の怒りを収める対応として、東南アジア産の外米が安売りされたが不評だったことや、米騒動後に普選、婦人運動などが盛んになったことを紹介。「世界や日本全体との関係を考えれば、米騒動について何を語り、どう保存するかが見える」と話した。

 元県立図書館副館長の浦田正吉さんは「百年前の滑川市域の状況 米騒動の背景 山野河海で一体化した地域~海と町と里と山」、東京女子大の藤野裕子准教授は「全国で起きたさまざまな米騒動」をテーマにそれぞれ話した。

 見学会には約30人が参加。主に当時存在した道を歩き、人々が押し寄せた民家や米倉を見て回る約4キロのコースを歩いた。

北日本新聞社

最終更新:8/6(日) 23:54
北日本新聞