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【ベトナム】日越画家が平和の壁画合作、ドクさんが協力

8/7(月) 11:30配信

NNA

 ホーチミン市3区の戦争証跡博物館で5日、日越の画家らが制作した壁画が完成披露された。平和の象徴である白ハトをモチーフとし、「ベトちゃんドクちゃん」の愛称で知られたグエン・ドクさんも制作に関わった。
 壁画は館内のキッズルームにあり、高さ3.4メートル、横は壁面3面に計27.5メートルにわたり平和をもたらす白ハトの一群が描かれている。デザインは、大阪通天閣の天井画を手掛けた画家の沖谷晃司氏が作成し、7月に総勢26人の日本人画家らが来越して現地の協力を得て完成した。
 発起人の1人で大阪府河内長野市で中学校の教頭を務める内本年昭氏によれば、交流があるドクさんが、戦争証跡博物館のフイン・ゴック・バン館長との間を取り持ったことが縁で今回の壁画制作につながった。ドクさんは完成披露式典で「壁画を見る人たちが世界の平和と子どもたちの幸福を祈り、戦争に反対してくれるようになってくれれば」と願いを語った。
 ドクさんは、ベトナム戦争中に米軍がまいた枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として戦後の1981年に生まれた。88年に日本の医師団の支援により行われた手術で分離に成功したが、兄のベトさんは2007年に死去している。
 枯れ葉剤がまかれた地域では、当時の住民の子どもや孫の世代にも枯れ葉剤によるとみられる障害児が生まれており、被害者は300万人を超えるとされる。

最終更新:8/7(月) 11:30
NNA