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殺処分ゼロへ助成推進 犬猫の不妊・去勢手術、埼玉県が5000円

8/7(月) 7:55配信

産経新聞

 県は野良猫の繁殖を抑えるため、動物愛護推進員が行う不妊・去勢手術活動への助成制度を推進している。県の犬猫の殺処分数全体の約7割が野良猫の子猫となっている。同推進員への助成を実施することで、不妊・去勢手術を促進させ、「犬猫の殺処分ゼロ」を目指す。

 県が平成29年度に始めた同制度は1回の不妊・去勢手術に5千円を助成するもので、推進員1人に対し、年間5万円が上限となっている。同年度の予算総額は200万円。

 同推進員は動物愛護の分野で経験や技能があり、法律に基づき、知事から委嘱されている。地域で動物相談などを行っており、現在、ボランティアとして約250人が活動している。

 県によると、動物病院などで不妊手術を行う場合、1件2万~3万円、去勢手術は1件1万5千~2万5千円の費用がかかるという。県は同推進員に助成制度を活用してもらい、犬猫の殺処分を減少させたい考えだ。

 県内の28年度の犬猫の殺処分数は犬が290頭、猫が880頭で全国で3番目に少ない。18年度には犬が3605頭、猫が5513頭、殺処分されていたが、県は飼育を放棄する飼い主への説得や迷子の発見支援などの取り組みを強化し、大幅に削減してきた。

 上田清司知事は「助成制度の開始で殺処分をさらに削減し、最終的にゼロを目指したい」としている。

最終更新:8/7(月) 7:55
産経新聞