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山形にカシオが時計の新工場、クリーンルーム面積を1.5倍に

8/7(月) 11:40配信

MONOist

 カシオ計算機は2017年7月18日、国内生産拠点の山形カシオにおいて、時計の生産効率を高めるため、新工場を建設することを発表した。基幹部品の精密歯車と駆動装置であるアナログムーブメントを製造し、時計の完成品まで一連の工程で組み立てられるようにするという。

 山形カシオは、ミクロン単位の高精度で微小な歯車を製造する他、それらを組み込むアナログムーブメントをロボットや画像認識を使って自動で組み立てている。新工場は、2017年7月に着工、2018年4月に完成し同年5月から稼働する計画である。延床面積は約4000m2で投資額は約20億円。

 基幹部品となる精密歯車の製造を現在の成形工場から新工場へ移設して、アナログムーブメントの組み立てと一貫した生産を行い効率化する。さらに、アナログムーブメントや完成品を組み立てるクリーンルームをフロアの中心にレイアウトし、搬入や搬出などによるごみやちりの進入を徹底して排除することで、高品質で効率的な生産を目指す。

 当面は現在生産設備を移設して量産を開始する計画で、生産能力は月産1万6000個(理論値)で変わらないが、新たな設備の追加にも対応できる床面積(クリーンルームの面積比は、従来の約1.5倍)としており、拡張性を備えている。

 将来的には、製品の3次元設計データをエンジニアリングチェーン全体に取り入れてライン変換の効率化などを推進していく他、生産ラインの自動化や制御を行うロボットやIoT導入を強化。新工場をグローバルな生産体制の中核を成すスマート工場に進化させていく予定を示している。

最終更新:8/7(月) 11:40
MONOist