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【為替見通し】米雇用統計で反転した相場の行方は?

8/7(月) 13:25配信

投信1

先週発表の米雇用統計で、為替市場はこれまでのトレンドに逆行する値動きが生じました。今週はその逆行の値動きが続くのか、従来のトレンドの方向に戻って再度進み始めるのかがポイントとなります。

先週の為替市場振り返り

先週は夏枯れ相場に入りつつあったこともあり、4日発表の米雇用統計までは値動きの少ない日が続きました。その雇用統計の内容は、非農業部門の雇用者数の増加が前月比+20.9万人と市場予想の+18万人を上回り、米国経済の堅調さを裏付ける結果となりました。

市場の流れとしては、雇用統計前は前週までのドル売りの流れが継続したものの、雇用統計を契機にドルが急に買い戻されています。

ユーロ/ドルはドル売りが続いていた31日と2日に高値を更新、ドル/円は31日・1日・3日に安値更新となっていました。しかし、各通貨ペアが4日の雇用統計を契機に反転し、ユーロ/ドルは週足が陰線になるまでに急落、ドル/円は週足で陽線を付けるほど上昇しました。

ドルインデックスが反転

また、6月下旬以降、下落を続けていたドルインデックスも雇用統計を契機に反転しています。

このところ週足は3週連続で陰線が続いていましたが、雇用統計後の上昇により陽線を形成。雇用統計前には週足のサポート&レジスタンス(サポレジ)の下限部分に位置していましたが、雇用統計を契機にサポレジで反転する値動きとなりました。

一方、原油価格(WTI)はこれまでの上昇が継続して節目の50ドルに到達したものの、50ドル台半ばで売られて48ドル台まで下落することに。その後に再度上昇して49.5ドル台で週を終えていますが、50ドルの節目価格が依然強く意識されていることが再認識されました。

シェール企業の損益分岐点は従来原油価格50ドルとされていましたが、急速に進む技術革新の結果、現在は40ドル台半ばが損益分岐点とも言われています。しかし、市場では50ドルという価格が今も根強く意識されているようです。

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最終更新:8/7(月) 16:20
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