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学校の冷房化もよいけれど…エコも重要!

8/7(月) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

夏休みも真っ盛り。もはや学期中でも学校には冷房が欠かせなくなりつつありますが、もともと学校はエネルギー消費の少ない施設であり、さらに「エコ改修」も進められています。
折しも7月、九州北部を中心とした豪雨で大勢の住民が学校施設に避難し、改めて学校施設の重要性が認識されました。暑い季節だからこそ、学校のエネルギー環境について考えてみましょう。

改修後に3割減を実現した学校も

文部科学省と国土交通省は、2012(平成24)年5月に「学校ゼロエネルギー化に向けて」と題する検討委員会報告書をまとめ、エネルギー消費量を減らす「省エネ」と、太陽光発電などを利用した「創エネ」を組み合わせて、年間のエネルギー消費量を実質ゼロにすることを提言しています。それを受けて文科省では「スーパーエコスクール実証事業」を始め、モデル校として7校を選定し、うち4校が改修を済ませています。

このうち京都市立金閣小学校について、国立教育政策研究所は先頃、エネルギー使用実態を調べた報告書をまとめました。京都盆地といえば夏は暑いことで有名ですが、大文字山のふもと、金閣寺の南に位置する同小は、市内でも自然に恵まれた地域に位置しています。そこで、改修前の2012(平成24)年度と、改修後の16(同28)年度の測定結果を比べています。

具体的な改修内容は、太陽光発電設備や通風換気促進装置、水道直結型ドライミストを設置するとともに、トイレの照明はLEDに替え、屋上や外壁は断熱。窓にはひさし(ライトシェルフ)を設けるなどしました。

すると、電力は消費量が抑えられる一方、太陽光による年間の発電量は使用量を上回り、電気を買う量は改修前の約6割に抑えられました。冷房や暖房には都市ガスを使っていますが、エネルギー消費量の約2割にとどめています。全体として約3割の省エネを実現しました。それでも目標の約8割しか達成していないとして、今後、消灯を徹底するだけでなく、外気を遮断する区画ドアや間仕切りを設置するよう提言しています。

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