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<話題>建設機械関連株に堅調な推移が続く

8/7(月) 8:30配信

モーニングスター

 建設機械関連銘柄の業績回復色が鮮明化してきた。国内最大手の小松製作所 <6301> の18年3月期第1四半期(17年4-6月)は、連結売上高5612億円(前年同期比44.2%増)、営業利益524億円(同75.9%増)。主力の「建設機械・車両」の地域別売上高は、17年4月に買収を完了した米大手鉱山機械メーカーのジョイ・グローバル社(新社名「コマツマイニング」)の新規連結効果が最も大きかった「米州」が1883億円(同51.0%増)となり、「アジア・オセアニア」は1092億円(同69.9%増)、「欧州・CIS」707億円(同37.6%増)、「中国」383億円(同2.0倍)と大幅に増加。連結営業利益の通期予想(前期比62.7%増の460億円)に対する進ちょく率は33.6%に達している。

 国内2位の日立建機 <6305> も、同第1四半期は売上収益2115億円(前年同期比31.1%増)、営業利益168億円(同6.8倍)と大幅増収増益を達成。地域別売上高は米州が362億円(同62.7%増)、アジア・大洋州(アジア、インド、オセアニア)が653億円(同51.6%増)、中国が265億円(同2.2倍)と好調に推移して全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比62.7%増の460億円)に対する進ちょく率は36.4%に達した。

 神戸製鋼所 <5406> は同第1四半期、連結売上高4350億円(前年同期比7.6%増)、経常利益283億円(同6.2倍)。増益に最も貢献したのは「鉄鋼」で、経常損益は130億円の黒字(前年同期は28億円の赤字)に浮上したが、「建設機械」も中国向け油圧ショベルの回復で経常損益は39億円の黒字(同40億円の赤字)に改善。つれて会社側は、上期の連結経常利益予想を従来の200億円から300億円(同19.0%増)に増額している。

 この3社の動向から見えてくるのは、米国、アジア、中国における需要の増加。その中で、コマツは11年3月期に4282億円を記録した「中国」売上高が16年3月期に1000億円にまで縮小したが、17年3月期は1274億円に回復し、底打ち確認の様相。今期、どこまで戻すか楽しみな状況。また、主力がロードローラーのため毛色は異なるが、海外展開を米国、インドネシア、中国に絞っている酒井重工業 <5406> にも期待が高まるところ。決算発表は8月10日を予定。

(モーニングスター 8月 4日配信記事)

チャート

コマツ6301
2829円、前日比-26.5円 - 8/18(金) 15:00

チャート

日立建機6305
2917円、前日比-63円 - 8/18(金) 15:00

チャート

神戸製鋼所5406
1304円、前日比-41円 - 8/18(金) 15:00